サンドウィッチマン 富澤たけしオフィシャルブログ「名前だけでも覚えて帰ってください」Powered by Ameba-100818_004813.jpg

映画『銀色の雨』で共演したAKB48の大島優子ちゃんに招待してもらい、チームKのライブを秋葉原に見に行ってきた。

噂に聞く秋葉原でのライブとは果たしてどんな感じなのだろうか?

自分達の単独ライブ前は刺激を受けるために人のライブに行ったりDVDを見たりするのだが、話していたらちょうどライブがあるというので見に行かせてもらったのだ。


ちょっと早く着いてしまい、下の階にあるゲーセンで懐かしのギャプラスやウイニングイレブンをやって時間を潰す一応芸能人の俺。

会場に着くと若い男女も多く、いわゆる『アイドルオタク』と言われる人ばかりいるのでは?という先入観がぶち壊された。

開場し、案内されると真っ正面で2メートル先にはアイドル達がいる、という特等席が用意されていた。

一気に緊張が高まった。

自分も舞台に立つからわかるが、完全に演者さんから顔がわかるので照れちゃう席だ。

音楽のライブに行っても常時冷静で『イエーイ!!フゥーォ、フゥオ!!』とか我を忘れて盛り上がるようなタイプではないので、手に渡されたペンライト的な物を持ちながら、

『俺みたいなマグロ野郎がこんないい席で見ていていいのだろうか…』

と、開演前から何か申し訳ない気持ちでいっぱいになる。

そして開演。

始まるとすぐに後方から、
『○○ちゃ~ん!!』

など、親衛隊的な野太い声援が次々と飛ぶ。

凄いパワーだ。

こんなにも全力で声を張り上げて応援してくれたらさぞかし演者さんは心強いであろう。

そしてダンスや歌のパフォーマンスを間近で見ると凄い迫力だ。

パワーをパワーで打ち返す、まさに演者さんとファン達のパワー卓球だ。

何だ『パワー卓球』って?

その狭間で自分から行きたいと言っておきながらどういう顔をしてたらいいかわからない自分。

プロレスでいうところのレスラーと観客に挟まれたレフリーの立場だ。

いや、多分違うな。

秋元才加ちゃんの誕生祭ということもあり、よりいっそう場内は盛り上がる。

センターで歌う大島優子ちゃんにはもはや『男気』すら感じられる。

映画の時も感じたが優子ちゃんの、若いのに喜びや切なさの尋常じゃない表現力が炸裂する。

その気になれば岩をも持ち上げれるであろう目力だ。


曲が進むにつれ、凄いなぁ、楽しいなぁ、と場に少し馴染んできたかな、と思った刹那、舞台の奥の壁が忍者屋敷のようにくるりと回り、鏡張りの壁に変貌した。

それはつまりAKBごしに『はじけられない性の自分』と真っ向から向き合うことになるのだ。

戸惑いを悟られてはいけない。

しかし、AKBを見れば見るほど視界に自分が入ってくる。

オッサンの自分がAKBに混ざっているかのような錯覚すらおきる。

いつしかアンコールも終え、ライブのボルテージはMAXのまま終演を迎えた。

しかしそれだけでは終わらない。

アナウンスによると、何と今ライブを終えたメンバーが会場の外で一例に並びハイタッチをして帰れる、というのだ!!

これはファンにはたまらないであろう企画だ。

そしてもちろん自分は、

『イエ~イ!お疲れ~!!』

などというタイプではないので、

『あ、お疲れ様でーす、あ、どうもー、お疲れ様でーす…』

と、せっかくなのでささやかにハイタッチをさせて貰った。

もう、なんか顔真っ赤っかーだ。

純粋に楽しかったし、刺激になった。

元気を貰った。

一つ問題があったとすれば夏でも開放的にならないOSN36のメンタルだけだ。

OSN36。

あ、オッサン36歳…。



★大島優子オフィシャルブログ「ゆうらり ゆうこ」by Ameba

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