DVC00033_M.JPG
飲食店のトイレで一人、ビッグイベントを開催しながら考えた。
もし、白いお皿の上にあなたの好きな料理、例えば刺身が乗っていたら、あなたは
『おいしそ~!』
と思うだろう。
でも、それがトイレの白い便器のフタの上に直に乗っていたらどうだろうか?
おそらく何故刺身がここにあるのか、汚い、などという印象を受けてそれをおいしそうだとは思えないだろう。
たまに和式の便器のありえない所にんーこが着いていることがあるがあれは一体何だ?
どういう肛門をしていたら便器の『顔』にあたる部分、前面にんーこが着くのだ?
誰か教えてくれ!!
そんな疑問はさておき、つまりそのぐらい料理におけるお皿の役割は重要なのではないか、適材適所ということの素晴らしさに気付いた、という話をテーブルに戻って作家の水野に力説していたら奴は箸を置いて言った。
『その話は食べ終わってから聞くので早く食べて下さい』
と。
どうやらこの話が『適材適所』ではなかったようだ…。