上質か気軽をとるか
先日読んだ「トレードオフ」という本は、とても興味深い本でした。
上質をとるか、手軽をとるかということについて、色々な企業の事例が紹介されていました。
この本の内容を一言で言うと「中途半端ではだめ」ということです。
本の中にスターバックスの例が出ていました。
スターバックスが上質なコーヒー店として成功したのち、店舗を拡大しすぎて普通のコーヒー店になりつつある。つまり上質感を失いつつあることが指摘されています。
日本では、スターバックスの上質に対して、手軽で勝負しているのがドトールコーヒーでした。そこへマックの100円コーヒーが登場しました。
「さらに上を行く手軽」からの挑戦です。
企業は、常により上質な競争相手、より手軽な競争相手からの挑戦受けています。
家事代行 の業界でも、上質なサービスを売りとするか、手軽で安くて誰にでも家事サービスが利用できるようにするかという戦いが始まっています。
ミニメイド は、上質なサービスを更に高めていく努力をしていきます。
本の中では、上質の頂点か手軽の頂点かが大切であり、顧客は常に、上質か手軽かの天秤に掛けて、二者択一を行っていると書かれています。