若狭宇宙鯖缶! | カエルとカッパのお食事日記♪

先日、所用があってJAXA筑波宇宙センターに行きました。

50周年なんですねー、おめでとうございます!

 

そして、帰りがけにお土産ショップに行きましたら、、

ずっと探し求めていた、若狭高校発の宇宙食・鯖缶を発見!!

この鯖缶、2018年に、JAXAの宇宙日本食に認定されたもの。

若狭高校の高校生が開発した鯖缶が宇宙食に!

と話題になりました。

 

母のお墓がある福井県・小浜市にある若狭高校は、

父の出身校です。

それは絶対に食べてみたい!!とずっと思っていたのですが、

高校生の手作りですから、、量産はされておらず、

小浜の道の駅で買えるらしいとは聞いていましたが、

コロナで小浜にも行けないし、、と思っていました。

それでも、JAXAに行くたびにチェックはしていたので、

とっても嬉しかったです。

 

なんでも、2022年3月8日に、地元企業と協力して、

一般消費者向けに販売開始されたそう。

宇宙鯖缶地上化計画 | 福井県立若狭高等学校 (wakasa-h.ed.jp)

 

 

父へのよいお土産と思い、自分たち用と2つ、買って、

実家に持っていったところ、

この鯖缶にまつわる本も出ているということで、

こちらは父から借りてきました。

新任で小浜水産高等学校(その後、若狭高校と合併)に

赴任した小坂先生と、

13年にもわたって宇宙鯖缶の開発のバトンをつないできた

300人以上の高校生たち、

そしてJAXAの方々、その他関係者の方々の

たくさんの絆、想い、が描かれたノンフィクションです。

 

長い道のりをかけて、宇宙に行った鯖缶。

高校生たちのキラキラとした努力の過程はもちろん、

JAXAの方の「鯖街道を宇宙へ!」という言葉は、

胸に響きました。

(小浜は、鯖街道の起点です)

また、生徒たちの自発性を尊重し、

考える力を育てることに尽力し、

教育の現場までをも変えた様々な人々の力があって、

この鯖缶は誕生したのです。

胸が熱くなりました。

 

いざ、実食!

くず粉でとろみをつけられた鯖の醬油味です。

普通の鯖缶より、サイズは小さめ。

(宇宙日本食の規定によるものです)

 

が、しっりぴったりサイズの鯖がごろっと入ってます。

くず粉のとろみは、実際に宇宙で缶を開けた時にも、

汁が飛び散らないように、と工夫された粘度

(実際にISSで2020年に実食した野口飛行士もお墨付きの工夫)を、

量産用に改良しているそうです。

 

お味もしっかりで、くず粉にも味がよくしみ、

とても美味しいです!!

味が少し濃い目なのは、宇宙食ならでは、でしょうか。

こちらは金井飛行士のアドバイスも活かされているそうです。

ひと手間な下処理もしっかりされているとのこと。

 

本当に美味しかったです。

 

いつか、多くの人が行くようになる、であろう宇宙。

その時に、この若狭高校の鯖缶は、とても喜ばれるはず!

わくわくしながら、いただきました。

 

鯖缶、ガンバレ!!

 

ごちそうさまでした。