チェンくん好投も1点が遠かった台湾代表…☆アジアプロ野球CS・東京ドーム観戦記【11/17編】
11月17日(金)は仕事を終えて東京ドームへ。通常の公式戦とは異なり19時プレイボールということで、試合開始前に到着することができました。
16日から始まったアジアプロ野球チャンピオンシップ!その初戦は侍ジャパンが我らの田村選手のサヨナラヒットで延長タイブレークの末に韓国を下しましたが、この日はその韓国とチャイニーズ・タイペイとの対戦。
正直ガラガラだろうと思っていたのですが、いざスタンドへ入ってみると3塁側の台湾応援席は予想以上の混雑!飛び交う言葉からは大半が台湾のファンのようで、これにはびっくりでした。
試合開始に先立ち、まずは選手たちが紹介されます。こちらチャイニーズ・タイペイの向かって左から陳子豪(チェン・ヅゥハォ)選手、王柏融(ワン・ボーロン)選手、そして陳傑憲(チェン・ジェシェン)選手という顔ぶれ。
そしてこの試合の先発は我らがチェン投手!(大会での登録名は陳冠宇) 個人的にCPBL(台湾プロ野球)もKBO(韓国プロ野球)も興味があるので、仕事帰りにその対戦が観れるのは嬉しいなとチケットを取っておいたのですが、それがチェン投手の先発する試合となり、一気に楽しみが増えました。
…先週の台湾遠征では、チェン投手が投げた試合だけ観れなかったですからね~
そして韓国代表の監督を務めるのは、かつて中日ドラゴンズのクローザーとして活躍し、日本の野球ファンにもすっかりおなじみの宣銅烈(ソン・ドンヨル)監督。この大会が初の代表監督になるそうです。
両チームが整列し、国家の演奏が行われます。私、台湾でも韓国でも現地でプロ野球観戦の経験がありますが、やはりここ数年のマリーンズとの交流戦の影響もあり、今回は完全にチャイニーズ・タイペイの応援です!
先週の台湾遠征のおかげですっかり全ての選手が頭に入っているチャイニーズ・タイペイ代表。一方で韓国代表にも実際に現地でプレーを観たことのある選手がいましたが、半分以上は知らない選手でした。
そしていよいよ試合が始まります!韓国代表の先発は今年の韓国チャンピオン・KIAタイガースのキム・ギヨン投手。珍しいフォームのサイドスローでしたが、このキム・ギヨン投手にチャイニーズ・タイペイ打線は苦しめられることになります。
そしてチャイニーズ・タイペイ先発のチェン投手!前日に侍ジャパンから7点を奪った打線なだけに気になるところですが、いつものように思い切りのいいピッチングを見せて欲しいものです。
しかしいきなり先頭のパク・ミンウ選手(NCダイノス)に3塁への内野安打を許すと、フォアボールも絡んで2塁3塁とピンチを迎えてしまいます。
…しかしここは粘りのピッチングで何とか無失点に。
2回にはハン・スンテク選手(KIAタイガース)がレフトへのヒット。
そして3回、マリーンズ戦でも2本のタイムリーを放った厳宏鈞(イェン・ホンジュン)選手がチーム初ヒットとなるライト線へのツーベース!しかしながら後続が倒れて得点は奪えず。
こちらの選手はサムスン・ライオンズのク・ジャウク選手。2015年に私がサムスンの本拠地・大邱(テグ)で観戦した時に、ナバーロ選手と1,2塁間を組んでいたのがこの選手でした。韓国では期待のホープで、イケメンで人気があるそうです。
4回、注目の王柏融(ワン・ボーロン)選手がフォアボールを選ぶと、続く陳子豪(チェン・ヅゥハォ)選手もフォアボール。しかしチャイニーズ・タイペイはまたもこのチャンスを活かせず。
こちら韓国の応援エリア。台湾と比較すると少なめでしたが、韓国からのファンや日本に住んでいる韓国人のファンなどで盛り上がってました。
こちらはチャイニーズ・タイペイの応援ステージ。それにしてもずいぶんたくさんのファンが集まったものです。
先発・チェン投手は5回までを無失点に抑えます。特に4回と5回は2イニング連続の三者凡退で、投球リズムも徐々に乗ってきているように見えました☆
5回終了時のグラウンド整備中にパフォーマンスを行うチャイニーズ・タイペイのチアのみなさん。今回はCPBL4球団からの選抜になってるみたいですね~
6回、代表チームでは「YOH」ではなく本来の発音である「YANG」と表記されるおなじみ陽岱鋼選手がセンターへのヒット!送りバントで2塁まで進み、更には王柏融選手がまたもフォアボールを選びますが、ここでも得点を奪うことができません。
そして迎えた6回裏2アウト。ここでキム・ハソン選手に粘られてフォアボールを与えてしまったチェン投手ですが、続く19歳のイ・ジョンフ選手(ネクセン・ヒーローズ)にライトフェンス直撃のタイムリースリーベースを浴びてしまいます…
これがちょうど100球目となったチェン投手。力投空しくここで降板となってしまいましたが、粘りのピッチングで何度もピンチを切り抜ける好投だったと思います!
ここで代わった中信兄弟の王鴻程(ワン・ホンチェン)投手がピンチを切り抜けて派手なガッツボーズ!そういえばマリーンズ戦でも派手なガッツポーズをしてましたが、かなり熱いピッチャーのようですね。
そして0-1と1点ビハインドで迎えた8回表のチャイニーズ・タイペイの攻撃。2アウトから陳傑憲選手がフォアボールを選ぶと、続く王柏融(ワン・ボーロン)選手が左中間へのツーベースヒット!マリーンズ戦では内野安打1本に抑えられていただけに、ようやく大王らしいヒットが出ました☆
2アウト2塁3塁と一打逆転のチャンスに打席には4番の陳子豪(チェン・ヅゥハォ)選手!台湾の応援席がマリーンズのチャンテ1で一気に盛り上がりますが、残念ながら見逃しの三振。ここで点を取れなかったのは痛かったですね…
そして9回、1アウトから蘇智傑(スー・ジージェ)選手がライトへのヒットで出塁しますが…
残念ながらここまで。結局1点を奪うことができず、チャイニーズ・タイペイは初戦を飾ることができませんでした。
個人的には残念な結果になりましたが、普段なかなか観れない選手を東京で観ることができたのは貴重な経験だったと思います。
また近い将来、韓国や台湾の野球も観戦したいと思ったこの日の観戦でした。
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