最近の、各分野の楽曲は音域が広い。
ポップス、演歌、ロックどれを取り上げてもジャズに比べてかなり音域は広い。
だからボーカルは大変で、どの様にKeyを合わせても唄えない歌が多い、
高低どちらかに無理が出る。
おまけにテンポが速く言葉がギッチリと詰まっているので、
若い方々には何でも無い事だろうが、私の様な年寄りには全く手が出ない。
これは時代の流れ! だから、仕方が無いのだろうと思う。
そう言えば未だ若かりし頃、ビートルズや当時流行り出したロックなどを聴いていると、周りの大人たちはそれらの音楽に対して実に否定的だった事を思い出した。
多分その時の大人たちの感覚と、今の私の感覚はそんなに変わらないだろう。
今になって「そうだったのか!」と思う事が何に付けて出て来る。 ・・・歳だ。
年寄りのボヤキは兎も角、
ジャズの音域は殆どの曲が1オクターブに4~5音プラスされているに過ぎない。
つまり大体の曲は1.5オクターブ以内に収まっている。
これは先人の偉大な作曲家諸氏に因って、かなり厳密に守られて?居る様だ。
と言うよりこれ以上の音域で書かれてしまうと普通の人間には、おいそれとは歌えない。 (勿論、この音域に収まらない、例えば“ミスティー”の様に2オクターブに近い曲も有るが・・・) 何れにしてもどの曲も極普通の人間の音域に合わせて書かれているので、Keyをシッカリと合わせれば殆どの人がそれらのジャズを歌う事が出来る、
・・・筈なのだ。
中には“ムーン・リバー”の様に1オクターブと言う曲も有る。
(実際には1オクターブと1音がプラスされて作られているのだが・・・)
これは主演のオードリー・ヘップバーンの声音域が狭く、映画“ティファニーで朝食を”のなかでこの曲を歌うシーンの為に、作曲者のヘンリー・マンシーニが音域の幅を狭く作曲したと言われている。
ジャズは聞いているだけでは難しく、多分、取り着きにくいと感じる人が多いのだろう。だが、この様に少し紐解くと(解明して行くと)ジャズと言うジャンルの音楽は実に人にやさしく出来て居る事が解る。
殆どの曲が、実に単純で簡単なメロディーで成り立っている事に気付くだろう。
故に編曲やアドリブなどで変化を付ける事が必要となるのだ。
タカだか一曲のジャズだが、演奏家達の個性に因って百にも千にも変化する。
これに因ってリスナーは一曲でかなり楽しめて居るのだ。
ジャズの音源には時として時間と場所が記載されている事が多いのも、
この辺りが原因だろう。
「あの時の演奏は良かった」とか「あのメンバーの演奏が最高だ」とか、
そんな話が気軽に出来るのもジャズの醍醐味の一つなのだ。
ジャズの譜面を観ると難しいKeyで書かれているモノが多いが何の事は無い、
(ボーカルが加わる場合は人それぞれのKeyが有るのでそうも行かないが)、
楽器演奏なら自分の都合の良いKeyに移調すれば良く、実に簡単だ。
アドリブを加えて自分のセンスでそれぞれの曲を作り上げる事が出来る、
これは結構楽しいモノだ。
◆ジャズバー武里サニーサイド◆
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【住 所】春日部市大場1108上原ビル1F
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