こんばんは。
ちょっとプライベートな事なので夜中にコッソリ。
叔母の恋の話は何年も前から書いてきて、アメンバーじゃなくても気にかけてくれてた人もいると思うので…前回と前々回の話はアメ限にしてあったけど、公開にしました。
(全てノンフィクションです)
そう、叔母の想い人は10月の上旬に旅立っていたのです。
…叔母が見舞いにいった数週間後。
その時は、病院には奥様もいるだろうし、行く事を迷ったけど思い切って行ってよかったと言っていました。
あれから
叔母とは世間話などのLINEはやり取りしていたけど、彼の事はお互いに触れなかった。
活字では伝えられない想いというのがあったから。
先日、実家に行った時に、ちょっとだけ叔母の想い人の話をしました。
今年に入ってから(あれ?年末だったかなとにかく最近 )彼の家へ、というか奥様のところへ行ったそうなんです。
叔母のことをよく知る友人が
「いくら奥さんが気さくな人だって、絶対にいい感情持ってないと思うよ。だから行かない方がいい!」って反対しても
「でも彼とはそんな関係じゃなかったし、奥
来てねって言ってくれてたもの」
と、思い立ったら吉日というかいい出したら頑固という叔母は奥様に連絡して会いに行ったそうです。
彼は元々かなり仕事もバリバリこなしていた人で、家も都内の一等地(びっくりするような都心の中の都心)だったんですが、数年前に郊外(と言ってもセレブな街)のマンションに引っ越ししていたそうです。
ちょっとのつもりが何時間もお喋りしてしまって。奥様と彼の思い出話をいっぱいしたそうです。
私はもう少し詳しく聞いたのですが、奥様と叔母の想い人のことはプライバシーに関わってくるのでここでは割愛します。
でも素敵なご夫婦だったんだなぁと感じる話でした。
叔母「行ってよかった!それにね、あのシャツ(彼との出会いのきっかけになったシャツです)も、貰ってきちゃった」
私「うん、きっとそうだと思った」
叔母「写真も貰っちゃったの。写メ撮って待ち受けにしてるの」
私「見せて見せて」
彼は…私が想像していた通り…というか、あまりに想像通りで驚いたくらいです。
叔母の好みは把握していたけど、こりゃモテるわなぁという知性的だけど精悍な(元々学生時代はアスリートだったらしいです)そして意思の強そうな瞳をした人でした。
「いつもね、1日の終わりにお疲れ様、おやすみなさいって写真見て思ってるの」
もし叔母がもっと若ければ、そんな亡くなった人の事をいつまでも引きずっていてはダメって思っていたかもしれない。
でも叔母はもう人生の終盤に差し掛かっている年齢。
そんな叔母に…何も言えなかった。
「でもね…」
叔母はその写メを愛しそうに見ながら
「やっぱりちょっとキツいわ」
「うん…」
私も…あと何十年かして叔母の年代になったら…
その時に初恋の人や好きな人に先立たれた叔母の気持ちがもっともっと痛いほど分かるのだろう。聞いていて、今でも辛いのに、きっともっともっと胸に刺さるように分かる時がくるんだろうな。
好きな人、大切な人には1日も長く生きていて欲しい。
誰かの事をそう思うように…
きっとあなたも誰かの大切な人だから…
自分の命も愛しく思えるように
大切にしないといけないと思うのよ。
多分…
叔母の恋の話はこれで終わりです。
何年にも渡って見守ってくれてた皆さん、いつも暖かいコメントをありがとうございました。
(お返事できなくてごめんね)
いくつになっても恋をする気持ちがあるって素晴らしいこと。
恋する人に出会えた事って素晴らしいこと。
思いっきり恋心を楽しみましょう。
私は羽生くんに片想いだけど、永遠にフラれる事がないっていう幸せな恋です。
叔母には最後の恋だったのかな。
でも…
彼の話をしている時の叔母はまるで恋する少女のようでとてもとても幸せそうだった。
時が流れて
思い出すのはきっと
楽しかった思い出ばかり。
そんな風に時が流れるのを
今は待つばかりです。
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