６人組ハイブリッドロックバンドのＡｌｉＡのライブに参戦してきました。

結成して５か月でミニアルバムをリリースし、６か月で全国ツアー。

異例のスピードで、活動しているバンドです。

今回のツアーで仙台来るということで、すごく迷ったんですが（スケジュール的に）これを逃したら次はいつになるかわからない・・・と考えていたらチケットを購入していました。

場所は仙台Ｒｅｎｓａ。

これまた自分が初めて足を運んだライブハウスにＡｌｉＡが来るというのも、

すごく感慨深いものでした。

今回はワンマンではなく、「地獄耳」というイベントで、他のバンドの公演もありました。

ＡｌｉＡの出番は１９：１５から。

心をワクワクさせながら待っていたら、

彼が来てくれました。

そう。心臓であるひろきです。

実は前日にラインで、サプライズで

「兄貴、拳貸すぜ」

というメッセージと共に、今回のライブのチケットの写真を送ってきたのです。

正直、ひろきはパンクロックが大好物だし、ＡｌｉＡのようなジャンルの音楽はあんまり聞かないので、

誘わないようにしてたんです。

そしたら、彼が

「兄貴が行くって言ったから、爆速で買った(笑)」

とのことでした。

こんなにうれしいことはない・・・！

せっかくなので、東北ライブハウス大作戦シャツでお揃いに。

９月３０日の米沢ロックフェス以来。

最初のバンドが終わり、ＡｌｉＡのメンバー本人たちで楽器のセットアップを始めました。

RINAさんほっそいなぁ・・・

SEIYAさんクールすぎる。

BOBさん怖いけど、あの目はドラマーの目だ。

TKTさん今から激しくキーボード演奏するように見えない。

ERENさんカッコいいなぁ・・・抱いてほしい。

とそれぞれのメンバーを見て思ってました。

ただ一人を除いては・・・

心がうずうずする感じ。

よし。いつも通りだ。

いつでもかかってこい。

ＳＥと共に登場してくるメンバー。

思わず声を上げる。

手を挙げる。

無言で始まったドラム。

このリズムは・・・

１．impulse

”覚悟”の曲。

バカッコイイ曲。

このミニアルバムの１番最初の曲。

ギターとベースのハーモニー。

キーボードの音が脳内をかけめぐる。

心臓の鼓動のようなドラム。

心地良さの裏にあるロック調なバイオリン。

これだ。これこそがＡｌｉＡなのだ。

大好きで、大好きで、自分のアイデンティティーを象徴するかのような曲。

２．limit

”赤くなる空に君を呼ぶ声が聞こえた”

そのＡＹＡＭＥさんの歌声と共に聞こえた歌詞。

ＡｌｉＡを知るきっかけとなった曲。

なんて切ないんだ。

でもロックなのだ。

心の涙腺はもうすでに緩んでいた。

３．声

生でこの曲を聴いて思った。

この曲がハッキリとバイオリンの音が聞こえてくる。

ライブハウスでバイオリンを聞くとこんなにも、

心が落ち着くものなのか。

悩みを感じるような曲。

４．AliVe

このアルバムの名前にもなっている曲。

「まただよ　いつだって先を行ってしまう

消えない　言えない　癒えないままなのに」

突然語り口調になる歌詞。

すごく鳥肌がたった。

そこの声にはいろんな感情がこもっていたと思う。

悔しさ、悲しさ。

ここでＡＹＡＭＥさんのＭＣ。

「私たちこのツアーのファイナルを”渋谷クアトロ”でやるんですよ。

知ってますか？このライブハウスすごく大きいんです。（キャパ８００）

無謀ですよね。でも私、この６人なら届けられるって信じてます。」

５．かくれんぼ

ＡｌｉＡのアンセム。

これが、これこそが”ハイブリッドロック”なんだと。

素晴らしい。その一言に尽きる曲。

『”いっせーのー”で鳴り響いたスタートの合図

　なぞった線で結んだ世界

　色付けてく　ここから　　　　　　　　　　　　　　　』

自分たちが無色透明であった昔も、今からカラーの塗りつけていく。

どんな方向に進めるのか。

いやもう進んでいる。

そういう世界で生きていくこと。

ラスサビ前に、メンバー６人で歌うシーンがある。

メンバーそれぞれに目を向けた。

みんなすごくいい顔していた。

表情は違ってもその目は、

全員明日へと向けられているのだろう。

こうしてＡｌｉＡの出番は終了した。

改めて思った。

ここまで足を運んで良かったんだなって。

正解だったんだなって。

次のバンドの出番の中、トイレに行くとロッカーの前に、

金髪で背の高い男性がいた。

ギターのＥＲＥＮさんだった。

思わず、「エッ！！？？ほ、本物だ・・スゲェ・・・」

と口から出てしまった(笑)

曲のかっこよさ。

ＡｌｉＡにはまったキッカケ。

impulseのカッコよさ。

ちゃんと作曲した本人に伝えられて良かった。

地獄耳終了後、ＡｌｉＡメンバー全員のサインを、自分のＣＤに頂きました。

その時にＡＹＡＭＥさんと話す機会があって、いろんな話をさせて頂きました。

impulseについてブログを書かせて頂いたことを話したら、

ＡＹＡＭＥさんとＴＫＴさんが覚えててくださったみたいで、書いてよかったと思いました・・・

ＴＫＴさんに至ってはすべて読んでくださったみたいで、

「すごくよかったよ！ありがとう！」

と言って頂きました。

ＡＹＡＭＥさんに、

「自分、人を助ける仕事してるんです。その中で一つ思ったんです。職種は違うけれども、音楽も人を救うと思うんです。自分自身も音楽に助けられてきました。だからこれからも、ＡｌｉＡの音楽を届けてください。応援してます。」

と伝えました。

まっすぐ向けられたその眼差しに、嘘偽りはなく、覚悟を決めたように感じました。

そして、涙目になっているようにも見えました。

大好きなバンドに、自分が思っていることを話せる幸せ。

ありがとうございました！！

また東北に遊びに来て下さい。

3/14 AliAliVe