6月9日日曜日 173人

 弟は京都に修学旅行に、親は僕を置いて有給をとり日月で旅行にそれぞれ行ってしまったので図らずも家には僕だけの日曜日が完成した。高校生の頃だったらさぞ心の踊る出来事だったのだろうが、最近なんのために生きているのかわからなくなってきていたのもあるだろうか、何故だか嬉しくなかった。 ゆっくりと昼過ぎに目を覚まし、ウーバーイーツを頼んだ。僕の家は入り組んだ住宅街の奥にあり、この手の出前サービスが無事に辿り着いたことがない。もちろん僕も家にピンを刺すのだがなかなかどうして揃いも揃って皆迷ってしまうのである。今回もやはりウーバーは辿り着けなかった。配達員が5件先の違うお宅のインターホンをならしているところを僕が声をかけた。とても面倒くさい。

 サムライマックを頬張りながらショート動画を編集した。ここだけ切り取れば売れっ子配信者のようだが現実は登録者173人の超ド底辺の配信者である。それはそうと家に誰もいないと音量を気にする必要がない。そればかりか、早い時間から配信だって出来る。力学の課題を済ませタラタラと本を読み気づけば夕方だった。今読んでいる島田荘司の「斜め屋敷の犯罪」はどうも読み進めるのに時間がかかる。ミステリの悪いところで最初の設定が多すぎるので読み進める手がなかなか勢いづかない。とくに館ものだと僕は館を完璧に頭の中で再現してから読みたいのでこれまた面倒くさいのである。

夕方からLEGOフォートナイトで配信開始。「れんこん」という何故かいつも見てくれる人1人がずっとコメントをしてくれた。2時間弱配信を続け、夜ご飯の時間になったのでもう一度ウーバーを頼んだ。頼んだチャーハンはまたも僕の家に到達できなかった。一つ下の住宅街に行ってしまっていたので呼び戻した。今度はチップはあげなかった。

その後10時過ぎから本日二度目の配信開始。今度はマイクラである。「れんこん」「空」「りーぬ」という僕の配信見てくれるオールスターズが集まり僕は楽しくマイクラをした。途中ややテンションの下がることはあったがそんな物がふいになるくらい楽しかった。最近大学が全く楽しくないのでこれだけが僕の救いだ。もちろん人と喋るのは楽しいのだが、建築学はどうも僕には合わないらしい。僕が学びたかったのは建築の歴史だったということに最近気がついた。建築の歴史だったり遷移を聞くと知識が補充されているようでとても楽しい。建築の勉強をするのも建築を見るのが好きなのもあってまぁ悪くない。より深い視点で観察することが出来る。だが建築家になりたいかと言われるともうそうではなくなってしまった。かつて夢見た立派で高尚で地位も名誉もある大建築家になんてなれそうもないし、諦めるなよと自分に言い聞かせるほどの気力ももう無い。建築が好きで好きでしょうがない奴にはどう足掻いたって勝てない。どうせ挑むなら厳しくともゲーム実況でいきたい。少なくとも僕は2つともにらチャレンジしたのである。その上でゲーム実況の方が好きでやり甲斐があると感じたのである。

 この手の話になると僕の日記はすごく長くなる。そして後半あたりから微塵も纏りを浴びないよくわからない文章になる。今日はもうそろそろ寝なければならい。早い時間にやる配信はいいものだ。またやりたい。