北杜市での生活の終わり。
 北杜市での生活も後僅か。北杜市にいる期間、実は週一でサッカーに参加していたのだが、その最後のサッカーの日に膝の筋、又は靭帯を怪我をして今は足を引きずりながら過ごしている。しかし、不思議なことに気持ちが落ち込むことはなく、それすらも旅の一つも要素として楽しめている。ドラマは多い方が良い。そう思い込んで気にすることなくやっている。
 9月末でぶどう農家での仕事を終えた僕らは10月3日まで北杜市に滞在していた。家の片付けをしながら、北杜市で出会った人が「面白い人が来るから紹介してあげる」と呼んでいただき、その方が経営しているゲストハウスに滞在していた。そしてせっかく出会えるならと思い夜ご飯を作らせていただいた。北杜市最後の日には昔からの友人が3人ほど会いに来てくれて、話をして素敵な時間を過ごすことができた。
 とってもゆたかな時間。
 とっても素敵な時間を過ごさせてもらった。また素敵な時間の使い方を教えていただいた。

 さて、僕らの旅は次の章へ。
 北杜市での生活を終えた僕らの次の目的地は神戸である。
 神戸の「KOBE RIDERS CAFE」にて間借りをしてお店をやらせていただくのである。
 僕らは再び車に乗り込んで路上へ戻った。途中、京都にて大学時代の友人の家で一泊させてもらい、翌日神戸に到着した。
 新しい街を車で走る。今度はここで生活を始める。期待を胸に、不安を膝に込めながら、ちょっぴりビートな初日であった。
 そして今日10月5日は仕込み日として、明日10月6日17:00から営業開始である。
 まだまだ準備が足りていないのでここから駆け足でやっていこうと思う。

 最後に、個人的に今年はいろいろなことが身の回りであったのでこの言葉だけ書いておきたいと思う。

 “You either get busy living or get busy dying”