前回は農業の問題点を挙げておりました。



 

今回はその問題点からどう展開していくのかです。

 

あくまで僕の考えですけどね。

 

⚫️与えられた環境を活かす

 

僕の場合ですと兼業農家で2反ほどの面積の農地があって水田9割の畑1割の割合でして「the小農」。

祖父、父も公務員で自己消費分と親戚に売る程度の量の米作りと季節の野菜と果樹。

お金を生んでないので「趣味」の状態。

 

2年前から地域の水が渇水してしまう事態が勃発して去年は米が三分の一が枯れるような状態に陥り、地域で数百万ほど負担して水を運んでもらう状態でした。

 

こんな状態で続くわけもなく、二度あることは三度あるってことですでにやめる宣言した地域の農家もいます。

 

この問題は農業に向き合った時点で考えており、趣味の状態からどう事業にして収益を上げていくのか。

 

2反の面積で収益性のあることをするしかない。

 

・反収が高いものに振り切る

これは一番に考え、そして最後まで悩んでいたことでした。

ただ環境的なリスクや市場の不透明さ、そして人手の問題。

父はなんとかまだ作業もできますが、高齢になってきて力仕事は無理ですし、恐ろしいほど面倒くさがりで頼んでいたこともやってくれないことの方が多いので僕のストレスがヤバイ。。。

僕自身が平日は仕事なので週末だけで行うのは管理ができない。

仕事を完全に辞めてまで家族を養って事業とするには他の農地を買ったり借りたりする必要が出る。

数字的に検討して断念しました。

 

・貸農園にする

これも当初から検討しておりましたがトラブルの事例も多く、維持管理も手間を相当取られるので早々に断念しました。

 

・果樹園にする

これは収益性の高いものに振り切るのと同じようなことで地域の環境に合う果樹に振り切り栽培・販売を計画しましたが同じ理由で断念。

 

・摘み取りや体験農園にする

これが今の考えのベースになってます。じゃあ何しようか?と調べていくも近くの体験農園と同じことをしてもダメだと思い、色んな施設を見て行ったり調べてました。

有名なのが「ブルーベリーファームおかざき」の運営でしょう。

非常に参考にさせていただきましたが僕のところでやるには中途半端になるのと他と同じようになるってことで断念。

 

以上のことをずっと考えておりまして向き合っておりました。

 

何よりも「俺にしかできないことを掛け合わす」が最後の決め手でした。

 

それに今あるもんを活かせないで新しいものを活かすことはできんやろって持論もありますし。新しいことばっかやって痛い目に何度もあってますのでw

 

体質改善できる農園プロジェクトはこんな流れから構想が浮かび上がってきたのです。