林です。
自分のこういう性格が嫌だ、どうにかしたい、
というのがあると思います。
短気、イライラ、せっかち、
じゃまくさがり、だらしない、
などなど…
なおしたいけど、なおせない。
実は、なおせない、のではなくて、なおしたくない。
なぜなら、その性格が、あなたにとって必要だからです。
例えば、短気。
ちょっとしたことでも、
すぐに腹が立って、人に怒りをぶつけてしまう。
「怒りたくないのに…」とたいていの人は言いますが、
そうではなくて、「怒りたい」のです。
すなわち、怒る「目的」があるんです。
その目的とは、ほとんどの場合、
自分はすごいんだ、という自己重要感を満たすためです。
怒りにより、相手を屈服させて、
自分の力を誇示している、ということです。
もうひとつ、すぐにイライラする。
うまくいかないことがあると、
イライラして、何も手がつかなくなる。
これも、同じです。
「イライラしたくないのに…」ではなくて、
「イライラしたい」のです。
イライラする目的があります。
それは、うまくいかないことを、
イライラするもののせいにしていることです。
「これが思うとおりにならないから、
イライラして、他がうまくいかないんだ」
と、別の何かのせいにしているだけなのです。
怒りの場合は、「攻め」のイメージがあり、
イライラの場合は、「逃げ」のイメージがありますが、
実は、この2つ、根底に抱えているものは、同じです。
それは、
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できない自分を認めたくない
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という思いです。
ダメな自分を認めたくないから、
自分はすごいんだぞ、と他人に認めさせたい。
ダメな自分を認めたくないから、
自分じゃなく、他の何かが悪いからだと思いたい。
完璧な人間など、ひとりもいません。
人は誰だって、できることと、できないことが、どうしてもあります。
自己啓発系で、「私はすごい」とか「私はできる」とか、
ポジティブな考えを自分に信じさせる教えがありますが、
できない自分を認めることができていないのに、
できる自分だけ信じるなんて、人間はそんな都合よく作られていません。
できない自分を受け容れていくことが、まず大事なことであり、
それができると、心がもっと楽になっていきます。