環境が人を育てる | プロテニスプレーヤー赤羽毅朗オフィシャルブログ Powered by Ameba

環境が人を育てる

ぎりぎり”今日”の更新。と言っても投稿したのは日付をまたいでからなんですが。。



「環境が人を育てる ”ことも多い”」ということで今日のお話。


もちろんどこへ行っても自分次第だってのは正しいと思うんだけども、その人の置かれている環境がその人の成長を左右する、というのも僕は凄くあると思っている。


以前、『スポーツ選手のセカンドキャリア』という題材で大学の卒業論文書いた友人がいて、僕もインタビューをされたので話を聞いたのだが、どうやらチームスポーツで生きてきた人よりも個人スポーツの人のほうが引退後の行動がしっかり出来る、らしい。

チームスポーツ出身者は、それまでチームが全てやってくれていたから自分で自分をマネジメントするという行為をしてこなかったため、いざ一人で世に放たれるとどう動いていいかも分からなくなってしまう人が多いらしい。

なるほど、確かに。

テニス選手は、ほとんどの選手が自分でコーチやトレーナーを選び、練習相手やダブルスパートナーを見つけ、遠征の飛行機・宿泊も自分で探し予約する(世界トッププレーヤーをのぞき)。

そんなプロセスが今は当たり前になっているけども、でもそこを経験できるおかげで自分で考えて行動する力をつけることができたようだ。



僕が最近感じるのは、夢を追ってる人など、自分で考えて行動しなければいけない人は、無難な道を歩いている人よりも自立心や考える力ってのが強い気がする。


実は今日、僕と同い年で夢を追っている友人と久々に再会しご飯を食べた。その子の追ってる世界も非常に競争が激しいので、会う前は正直、もう年齢的なこともあるだろうし大丈夫かなぁと心配していた。

しかし話をしてみると印象はガラっと変わり、失礼な言い方だが「凄い成長したんだな」と勝手に思ってしまった。

口から出てくるイチゴが・・・いや、”一語”が、自分でしっかり考えて行動している人の発言だなと思って、うんうんとうなづく場面ばかりだった。


正直、体育会出身者でそのまま会社に就職してサラリーマンで働いてる人よりも話をしている内容は濃いと僕は思った。

サラリーマンが悪いという意味ではなく、「自分で考えて行動する」という点では、より不安定で自分で動かないとやっていけない環境にいる人たちのほうが、その力はかなり優っていると思ったのだ。


そういうのを見ると、「環境が人を作る」という表現が正しいのではないかなと僕は思う。

自分で考えなくて言われたことだけやればいい環境にいればその癖がついてしまうし、逆に周りにサポートがなく自分で動かなければいけないと、自然とやれる人になっていく。


環境の威力、大切さを改めて知った一日でした。