俺たちの箱根駅伝

 

毎年テレビでは、それとなく観戦していた駅伝。今年は間近でみるチャンスがあり、そこから興味が湧き即買い。


上下巻の長編を一気読みしてしまった、そして活字で涙した久々の作品だ。


思えば「半沢直樹」「下町ロケット」「陸王」などタイトルは知っていてテレビドラマ化したものをみたことあるが、ちゃんと池井戸潤作品を拝読するのはこれが初めてだった。


箱根駅伝なので、学生の物語が主体として思って読んでいるともう一つの基軸のテレビ放送する側の思惑や対応が絶妙に絡みあい駅伝レースを描くところでは、見事に交錯して感動を生む、そんな作品でした。


大学生ランナー、監督、OB、テレビ関係者、親兄弟と長編作品なので登場人物が多く、もしもう一度読む機会があればそれらを整理して読み返したいと思う。


本文の中に一文を拝借すると箱根駅伝は【ひとり20キロ以上、まさにハーフマラソンに匹敵する距離を10人が走る過酷な競技。距離が長ければ、それだけ不確定要因が増えることになり、10人全員、期待通りの結果を残すのは簡単なことではない。体調、モチベーション、そして天候。様々な要因が番狂わせを演出し、時に前評判がひっくり返る驚きの展開が待ち受ける。機械が走ってるわけではなく、走っているいるのは生身の人間、しかも学生である。確実なものは何もない、だから面白い】正にこれが人を惹きつけ魅了するコンテンツの由来であると思う。


しかし陸上競技のマラソンの弱体化問題、箱根駅伝燃え尽き症候群=バーンアウト症候群についても学生の意見としっかり記載しているところが流石と思いました。