九死に一生を得る | 既婚者バサーの戦い

九死に一生を得る

2008/3/19(水) 琵琶湖


この日 琵琶湖で本当に死にかけた

いろんな人に助けられて、なんとか命だけは助かった。

正直ブログに書くような内容では無いとは思ったが

戒めのためにも、忘れないように書いておくことにした


3月末で2ストエンジン規制のため、姉の旦那(ドン)が保有する

アルミボート(12フィート シーニンフ)では琵琶湖に

釣りにいけなくなるので、仕事の休みをとって釣りにいくことにした


前日に天気予報を見ると、この日は雨。

まあ、昼から弱雨になっていたので、問題ないということで出発。


<午前中>

朝7:00頃に琵琶湖の柳が崎水泳場に到着。ボートを降ろして釣り開始。

この日は良い感じで釣れた。

まずは、カネカ沖の3~4mラインのウィードエリアでTSURUGIのジグヘッドでつれた。

34cmくらい
1


さらに、TSURUGIのジグヘッドで28cmくらいのバスを釣る。
28


この後、メガバスのリバイアサンでGET。

2


これは「ハッスン」のインチワッキー。

36cmくらい。

36


さらに、今年 初となる40UPの40cmのバスをGET。

これもハッスンのインチワッキー
40


その後からメガバスのリバイアサンのポンプリトリーブで

とめて喰わすつり方でヒット。


35


さらに2投連続ヒット。


36


ここまでは良い感じだった。ここらへんから風が強く吹き始め、雨も降ってきた。

釣れなくなってきたので、POPEYEに昼飯を食いに戻る。


<午後>


昼飯の後、POPEYE沖で釣りをするが、つれない。

風もかなり強く、雨もひどいのでいったん、ボート乗り場の近くまで戻ることに。

一旦、柳が崎を通り過ぎて、紅葉パラダイス沖へ。

このとき、風は強かったが、北風なので南へ走るぶんには問題なかった

正直、ここで帰ればよかった・・・


紅葉パラダイスで釣りをしていると、風が更に強くなり、雨も叩きつけるような感じになった。

周りには釣りをしている船はまったくいなくなり、

さすがに、もう無理と判断し、柳が崎に戻ることに。


柳が崎の手前の岬付近に近づいたあたりで、

更に波が高くなり

波を超えるのが困難な状態に・・

一旦、避難しようとボートの向きを変えようとした瞬間


うねりが強くなり、ボートの後ろ側から波をかぶった。

一気に浸水。

とっさににボートの前にいったが、次の横波で

ボートが転覆。


本当に2,3秒の出来事だった。


琵琶湖にドンと自分が投げ出され、必死の思いでひっくり返ったボートにしがみつく

水温は9~10度とかなり低い

この日は寒かったのでかなり服を着ていたので、逆に重くて身体が動かない・・

ライフジャケットは着ていたので、なんとか身体は浮く。


死ぬかもしれないと本能的に感じた。


ドンはauの防水携帯を持っていたので、胸ポケットから出し、119に電話

「もしもし、今、琵琶湖でボートが転覆しました!

 柳が崎の沖100mくらいです。救助お願いします」

今、考えると冷静によく行動できるもんだと感心。


とりあえず、ボートをつかんだまま、岸のほうへ泳ごうとしたが、

波の強さのせいか、まったく動かない。


しばらくすると、漁船が近くに現れた!!

「助けて!!!」

必死で叫ぶ。


後で聞くと、この猟師の人たちも波が強かったので、自分の港に戻れず

波が弱くなるまで近くの港に退避しようとしていたところだったそうだ。

すると、小さいアルミボートが走っていて、ヤバそうだったのでたまたま

見ていてくれたところ、案の定 転覆したため助けに来てくれたらしい


猟師の人が差し出してくれた竹の棒につかまり、漁船につかまった。

漁船の淵につかまろうとしたが、身体が鉛のように重く、どうあがいてもあがれない

次に、漁船の後ろ側までつかまったまま周り、足をかけるところをみつけ

なんとかよじ登った!

もう、今までに使ったことの無い火事場のクソ力と使い切った感じだった。


この次に、ドンを助けにむかう。

波が高く、猟師でもなかなかうまく近づけない。


ドンを見ると、なぜか竿を持っている。落ちたときになんとか竿だけつかんだらしい。

なんとか近づき、まずは竿を受け取り(竿は、全部 自分のでした・・)

ドンの手をつかみ、ボートの上にひっぱりあげることができた。


近くの船着場に送ってもらう。

沖をみると水上警察の船やヘリも沖に浮いていた。


一気に体温が下がったためか、呼吸がまともにできない

船着場にミシガン関係の観光船が停泊していたので

中に入れてもらい、服を脱ぎエアコンと毛布で身体を温める。


しばらくすると、警察、救急隊の人たちがやってきた。


いろいろ名前、住所、状況などと聞かれ、低体温症になるといけないので

暖かい救急車に乗せてもらい、身体を温めることに。


自分もかなり低かったが、ドンは体温が32度?位まで下がっていた。


なんとか体温が上がってくると、特に怪我も無かったので、病院はいかず

自分の車まで送ってもらう。


パンツとシャツだけは替えを持ってきていたので、着替える。


その後、水上警察がひっくり返って流されたボートを探してきてくれる。

かなり先の方まで流されていたらしく、船着場まで引っ張ってきてくれた。

(柳が崎から琵琶湖の競艇場辺りまで流されていたらしい)


ボートを岸までひっぱる作業をしている間、パンツとシャツでは

寒すぎるので服を買いに

近くの「洋服のハ○ヤマ」に自分が買いにいく。

ここで、ジャージ3000円を2セット購入。

びしょびしょの姿で買いに行ったので店員もビックリしていたが、快く

ビショビショの金で買わせてくれた。


船着場に戻ると、ボートはあったが、

結局、ボート本体とエレキ、魚探、エンジン、ガソリンタンクだけが残っていたのみ。

エンジンもエレキもすべて完全に水没したため、もう使えないかもしれない。


ドンの竿とリール、ドンと自分のタックルBOX、ボートのデッキ・椅子、バッテリー等など・・

がすべて湖に沈んでしまった。


更にドンは、財布をプラケースの中に入れていたので、これも流されていってしまった

自分は、ズボンの後ポケットに入れていたので、財布は助かった。

携帯は完全に水没。偏向グラスとか小物もすべて湖の底に沈んでしまった。


まあ、命があっただけ良かった。


観光船の人の話によると、

この時期だと落ちて1時間で体温が下がって

死んでしまうとのこと。


現実的に、年に数回はボートで死人がでている。

今回、たまたま近くで漁船の人がいてくれたおかげで助かったが、

本当に危なかった・・・


片付けをして、アルミボートをなんとか車まで運ぶ。

もう全身が疲れていてまともに力が入らない・・

この後、警察署でいろいろ処理をした後、渋滞の中 帰宅。


ドンの家に帰った瞬間は、本当にホッとした。

風呂に入らせてもらい、肉を食わせてもらう。


自分の家に帰ったら嫁と娘が出迎えてくれた。

心配かけてすいませんでした。


無理は禁物。 慣れは恐ろしい。

琵琶湖をなめたらアカン


とりあえず、これで釣り道具の殆どは無くなってしまった。

竿とリールは残っているが落水した瞬間にタックルの事は諦めていたので

テムジンとカリスマスティックはドンにあげた。



猟師の親子さんとミシガンの観光船のお兄さん、

警察、救急隊の皆さん ありがとう