【新潟・秋田地区のディーゼルカーを「電気式」化】
以下、JR東日本、5/10のプレスリリース。
http://www.jreast.co.jp/press/2015/20150510.pdf
早い話が、
「搭載した燃料で発電して走る列車」
という、ハイブリッドとも蓄電池式とも異なる
「電車ライクな気動車(ディーゼルカー)」
で、JR東日本管内でも、比較的閑散線区の旧型気動車を置き換える
という話…たとえ、電化区間であっても。
国際的に、良い車両を安く提供してくれるメーカーを公募する「形式」で、多分自社製造することになるでしょう(^_^;)
メリットは、燃料さえ補給すれば、路線の電化の如何を問わず
「電車」システム
で運転できる点。
…JR東は、バッテリー積むの、やめたんですよ。
【ハイブリッドの憂鬱】
某自動車メーカーのメンテ主任曰く
「燃料電池車同士が衝突しても、水素爆発を起こさない技術が確立され、実用化~低価格化されるまでは、”クリーンディーゼル”でつなぐしか無い。」
「普及前の電気自動車はともかく、ハイブリッド車のバッテリー、どうやって処分する?」
電気を貯めておく技術とコストが、思ったより進化していない問題・・・
【烏山線と仙台都市圏の、JR東日本の”思想”の違いと実情】
蓄電池電車「ACCUM (アキュム)」増備の話が聴こえない、烏山線。
http://www.jreast.co.jp/train/local/ev_e301.html
宇都宮駅の15両対応ホームを、空気輸送の蓄電池電車2両が塞ぐ光景は、物悲しい。
合間を縫って、宇都宮~黒磯間の4両電車が、乗客を満載して、僅か数分で折り返して行く。
一方、仙台~石巻直通の車両には、ハイブリッド車が導入される。
『石巻と仙台をつなぐ』鉄道会社の旗艦事業。
しかも、東北線と仙石線の多重系統が誕生する。
http://www.jr-sendai.com/sensekitohokuline
【交流と直流の壁】
「仙台石巻ライン」は、交流電化の東北線と、直流電化の仙石線を、最近接部分でレールのみ接続した「速達・多重化」系統。
小海線で実用化された「ハイブリッド列車」(=列車版プリウス)を、より仙台圏の電車に近くし、高性能にした最新車両を導入する。
しかし、車内はバッテリー搭載空間が多いとのこと。
高価なハイブリッド気動車を導入しても、十分に余りある「ニュースバリュー」が、仙台都市圏には、ある。
…これで、例の「新白河~黒磯」を置き換える?
この区間に、高価なバッテリー搭載の車両を入れる「バリュー」が無い。
花は、仙台にしか咲かない。
この区間では、給油も出来ない…
【宇都宮線時刻表「新白河~宇都宮」間時刻掲載】
那須塩原など、宇都宮以北で配布される、1枚ものの
「宇都宮線時刻表」
折ってポケット時刻表になる、優れもの!
3月改正で、黒磯~新白河間の時刻も掲載され(数年前はその区間は非掲載)…勘ぐりたくなりますよw
【新白河駅の折り返し「設備」は整備済み!?】
さあ、地元w
新白河駅の待避線・折り返し線になる6番線。
黒磯方向へのワンマン鏡や、3扉乗車位置・停止位置表示等が、ホームに整備され、どっちにも折り返し可能!
~大掛かりな土木工事を伴う、「折り返し設備」整備には、かなり制約が伴う駅ですから、どうなりますか?
【どうする新白河駅5番線?】
郡山方向からは、6番線でしか折り返せないため、黒磯駅直流化後は、ホーム使用列車が無くなる可能性(上り本線としての役割のみ)十分の5番線。
せっかくエレベーター整備も終え、(4両分位)広いホームと階段があるのに…
【「新白河で折り返せる設備」ならいいんですよね】
=白河駅のホーム、郡山方向の半分しか使えなくてよくなるわけです(既に屋根は撤去され、立ち入りもおぼつかない状況。)
おまけに乗務員宿泊所(休憩所)もあり、留置線もある。
例えば、白河駅のホーム上野方半分を撤去し、宇都宮方からの折り返し線を整備(切り欠きホーム化でも可)すれば、狭い新白河駅をいじる必要は無い。広くて余裕があって、線路渡り放題(に近い配線)の、冗長性がある白河駅なら、工事中の支障も工夫が可能。
郡山からの新白河行きは、新白河6番線限定で折り返し。
宇都宮からの新白河行きは、上下本線使用で、白河駅(回送)折り返し。
始発と終電のみ、白河駅発着の入出庫列車を仕立てれば、現ダイヤ維持可能。
※E531系が新白河まで来る前提の話をしておりました(^_^;)
【正直、郡山~宇都宮直通設定が欲しいが…】
朝の郡山行きとか、夕方の郡山発とか、通勤通学需要に合致するんですが。
福島行きとか仙台行きと共通運用にする必要は、流動的に皆無だし。3扉4扉混在問題が郡山に波及してしまう。
【白河駅西方架道橋改良工事の行方】
国道294号バイパスが、現在の白河駅郡山方下り線外側にある、折り返し・入庫用引き込み線の末端部分付近に新設されます。
白河市等自治体が工事費負担を飲めば、架道橋新設のため、仮線設置~もしくは、前後本線移設も考えられます。
白河駅構内が支障しますので、工事時期・内容の行方にも、ご注目をw