TOTOのお風呂にはオプションでつながる快適セットというのを選ぶことができます。IoT住宅を目指した私は当然の如く選択して、決して後悔はしていません。でも、使い方によっては必ずしも必要では無いかも、、、というあたりを書きたいと思います。

 

このオプションを付けると、お風呂の天井裏に白いボックスが追加されます。何でこんなにデカいんだ、というようなサイズですが、WiFiアンテナが入っているものと思われます。にしても大き過ぎますが、もしかしたら浴室天井裏という電波が弱い場所でもうまく拾えるような仕組みがあるのかもしれません。違うかな?

 

ちなみにうちはルーターやWiFiを全てこの浴室天井裏に押し込んでいるので本当は有線LANを使いたかったです。ちなみに風呂の上だと湿気大丈夫なの?という疑問も湧きますが、SwitchBot温湿度計によると湿度は部屋よりかなり低くて20%台の事も多いくらいです。風呂の熱は伝わってくるものの、湿気はちゃんとシャットアウトされていて相対湿度が下がるのかもしれません。

 

で、本題のこれが必要かどうかですが、まず、新し物好きであれば迷わず付けましょう。アプリを使って色々と動かすだけでも経験値UPです。逆に、リモートで風呂のお湯張りだけできれば良い、という人の場合、このオプションではなく給湯器側をネット接続できるタイプにするだけでokです。むしろお湯を張るのは風呂のコントローラーではなく給湯器なので、実はこのシステムは関係無かったりします。うちの場合、リンナイの給湯器ですがリモコンをWiFi付きにするのは数万円のオプションで、それだけでお湯張りを遠隔でコントロールできるようになります。仕事の帰りに電車の中から風呂入れちゃおう、という場合は給湯器側のアプリで行けちゃいます。

 

じゃぁ、TOTOのこのオプションは何なの?という話ですが、お湯張りの際は排水栓を閉めないといけないので、その排水栓を自動操作するのに必要になります。え?それだけ?という気もしますが、お湯張りの際に栓を閉め忘れて大量のお湯を捨てた経験があるなら、この機能の重要性が分かるはず。つまり、給湯器だけの遠隔お湯張りは事前に栓を確実に閉めておく必要があるわけですが、TOTOの自動排水栓とつながる快適セットの組み合わせだと、遠隔で排水栓をコントロールできます。連動する給湯器であれば、TOTOのアプリだけで栓を閉めてお湯張りする、というのをワンタッチで済ませられます。逆に言えば、家を出る前に確実に手で排水栓を閉めることを忘れないなら、この機能は削っても良いって事です。

 

あとはもちろん、排水栓を閉める以外にもきれい除菌水で風呂掃除をする事もできるわけですが、じゃぁそれを外出中にやるかっていうと、やらないですよね。風呂を出た後に洗面所のコントローラーでボタン押せば良いだけの話です。唯一やるかな、というのは浴室暖房とかだけど、そもそも電気ヒーターの暖房はエコじゃ無いし、使うのは心臓弱い高齢者くらいでしょうか。

 

ちなみにお湯張りの際に連動できる給湯器だと、TOTOのアプリを使って排水栓閉めるのと同時に給湯器でお湯張り開始できるのですが、連動しない給湯器だと、TOTOのアプリで栓を閉めて、給湯器アプリでお湯張りをする、というように操作がかなり面倒な事になります。ですので、お湯張り目当ての人は連動する給湯器は必須です。これを外すと価値半減なので要注意です。連動できる給湯器はTOTOのホームページに掲載されていますが、現時点でノーリツとリンナイのみで、エコキュートとかは全滅です。まぁ今後対応機種は増えるでしょうけど、正直なところまだ発展途上という感じは否めません。

 

ちなみにTOTOのアプリ、これまた発展途上です。アプリを起動すると、特に外出先だと画面が出るまで1分近く待たされる事もあります。電車の中で白い画面を1分見続けるのはかなり間抜け。遠隔でシステム情報を取得するのに必要なのは分かりますが、まずは画面を表示してからステータスを取得するというWeb系の流儀に沿った作りにして欲しいですね。あと取ってつけたようなエアコン操作みたいな機能はいらないので、分かりやすさとレスポンスを追求して欲しいです。あとはHEMSに連動して欲しい!自宅のシステムをちゃんと連動させたいですね。

 

じゃぁ、結局このオプションいらないんじゃ?という人も多いと思いますが、うちでは主に自宅で奥様が活用しています。他の記事に書いた通りうちはリビングが1Fで、風呂などのプライベートスペースは2Fなので、排水栓の状況がスマホで確認できて、操作できるだけでも十分機能的。リビングでスマホのボタン押すだけで栓が閉まって給湯器が動き出す、毎日のことなのでこれだけでも元は取れるしストレス減らせます。可能ならオススメしたいオプションです。