引っ越しして約2週間、いよいよ私の壁スイッチ大交換作戦を開始しました。まぁ最初から細かく電気屋に指示すればもちろん思い通りになるとは思いますが、やはり2週間くらいは実際に使ってみないとどうしたいかもよく分からないというものです。実際私も一度交換してみて、やっぱり違うな、と再度交換したりもしています。

大交換作戦の第1弾は、まずはすべてのスイッチを「ほたる+パイロット」付にします。これは電源OFF時に緑(ほたる)、電源ON時に赤(パイロット)に点灯するスイッチのこと。ほたるのみはスイッチ1個数百円で買えるのですが、パイロット付きは1000円くらいします。それらをネットの電材屋にまとめて発注します。ちなみにパイロット式は電流に応じて2モデルあるので要注意。片切と3路でも型番が違います。

 

片切0.5A WT50412

片切4A WT5041

3路0.5A WT50422

3路4A WT5042

 

となってます。0.5Aモデルは100Vだと50Wまで。最近のLEDはまず50Wを超えることは無いでしょうし、100形のダウンライトも10W未満ですから、ダウンライト5発以下の回路なら0.5AモデルでOK。ちなみに値段も0.5Aモデルの方が高いのですが、パイロットランプが電流がほとんど流れなくても赤に光るようになっています。4Aモデルは昔からあるのですが、400Wに対応するのは良いとして、10W以上でないと赤がちゃんと光りません。なのでLEDだとONOFFに支障はないものの、点灯させてもスイッチが赤に光らない、あるいは暗くぼんやり光るのみ、みたいなことになります。

 

うちの場合は、ダウンライトは1回路3個がMAXだったので0.5Aモデルで余裕でOK。ただしリビングルームの主力照明は11000ルーメンという爆光のシーリングを付けていて、これが70Wほど消費するので0.7Aで、0.5A用のスイッチが使えませんでした。まぁ実際には全点灯なんて長時間使わないし、スイッチも安全マージンがあるでしょうから恐らく問題ないとは思うのですが、家が燃えるリスクをおかす価値も無いのでそこだけは4Aモデルのスイッチを使います。やっぱり暗めに点灯させるとパイロットスイッチはかなり薄暗くなります。

 

そしてスイッチ用のハンドルも、ネーム表示有のものに交換して、名前を入れていきます。まぁこれは好みもあるでしょうけど、私は全部名前を入れたい派。専用のシートをパナソニックがリリースしているので、カッターで切り抜いて名前を入れていきます。

 

リビングルームのダウンライトは調光調色タイプ。なので昔ながらのダイヤルを付けて、明るさや色を変えられるようにします。なので本来スイッチ3つは1列に収まるわけですが、このリビングルームのスイッチは3個なのに贅沢に3列使っています。この調光スイッチの型番はWTC57582Wです。逆位相調光といって、ノイズが出にくいモデル。しかもONOFFスイッチもついているので、決まった明るさのままONOFFができます。

 

あと、スイッチの枠が角ばっていますが、リビングルームだけはちょっとモダンな雰囲気でスイッチを角ばらせています。これ要注意なのが、コスモワイド21というシリーズで標準の角が丸いタイプと、スクエアタイプ、というのがあるのですが、四角いのが良い人はスクエアタイプではなく、ラフィーネアシリーズというもっと角ばっているラインがあるのでそちらを選ぶべき。写真はそのラフィーネアシリーズです。

 

例えば1列スイッチだと、オーソドックスなコスモワイド21のラウンドタイプはWTC7101Wという型番で1枚130円。スクエアタイプはWT8101Wで同じく130円です。で、ラフィーネアシリーズはシルバー色がメインですが、普通にコスモワイド21のスイッチと組み合わせられる白いモデルもあり、こちらはWTX8101Wという型番で定価300円。うん確かに倍の値段するわけですが、定価で170円の違いですからね。Amazonだと1割引きで270円。これで結構雰囲気変わるので、しかもフレームだけなら資格も不要でドライバー1本で簡単に交換できるのでみんなにお勧めできます。

 

というわけで、家中のスイッチをほたる+パイロットに交換して回りました。ちなみにLED付きっぱなしで消費電力どうなんだという話ですが、0.04Wだそうです。つまり1日24時間で0.96Wh、だいたい1Whくらい。家に100か所スイッチがあったとしてトータルで100Whの消費電力です。だいたいこれで電気料金にしたら1日0.3円くらい。月に8円くらい、1年365日でざっくりと年間100円ってところでしょうか。実際には100か所もスイッチは無いので、このスイッチのLEDの消費電力はほぼ無視できる&エコに逆行しているわけでもないことが分かります。

 

そして次なんですが、ちょっと特殊な玄関のスイッチの紹介。こちらはスクエアタイプにはしていなくて、昔ながらのラウンドタイプにしています。でも気が変わったらスクエアにするかも。で、ここのスイッチもちょっと特殊。右側は玄関照明の人感センサー。暗いときに人が来るとダウンライトが点灯します。スイッチ型番はWTK1411WKです。これ、配線していて気付いたのですが、WTK1811WKだと片配線なので楽なんですよね。でもブランクパネルが付いていてデザインが今一つ。1411の方は使わないけど3路対応だし、1411で良かったということにします。

 

そして中央列の「廊下」と「ポーチ」のスイッチは、赤く「入」と表示されていますが、こちらは天井に人感センサーが付いているダウンライトのメインスイッチになっていて、つまり常時ONにしているスイッチです。ほたる+パイロットスイッチだと常時赤に点灯することになるのですが、別に消す必要もないしあえて光らない文字表示のスイッチにしてみました。ちなみにこの文字表示スイッチは本来は待機電力をカットするためにコンセントの電源をもとから切るためのスイッチのようで、なのでOFFにするときには接続機器の電源を先に落とすようにといった注意書きが書かれています。これは消したいのですが今のところそのまま流用です。この入切表示付きスイッチ、シングル用はWTC52511W、写真のダブル用はWTC525123W、トリプル用はWTC525133Wです。

 

そして左側の列のスイッチは、門柱、ポストのところについている照明のスイッチで、これは時計内蔵で毎日自動で決まった時間にONOFFしてくれるスイッチです。しかも、自動でないかのように装うためにONOFF時間を毎日微妙にずらしたりして、留守でも在宅を装うというカムフラージュ機能付き。WTC5332Wです。これも、単純な自動ONOFFならWTC5331WKで良かったのですが、ブランクパネルが付いてしまってカッコ悪いので、あえての3路対応型のWTC5332Wにしました。

 

他にもトイレに人感付けたりとかもしていますが、まずはこんな感じで。スイッチは基本的にあとからでも色々と変更可能なので、予算さえ許せばいろんな機能スイッチを活用できて面白いです。パナソニックの電設資材カタログは必見です。