毎年この時期になると、
コピーライティングの全国コンペの締切が近づいてくる。
日本最大級・応募総数20万点以上!ということで、
自分の作品が一次選考に選んでもらえるかどうか以前に、
「審査員は20万通すべてに目を通してくれているのだろうか???」なんて不安になったりする。
まぁ、おかげさまで、毎年一次選考に残る数も増えていっているので、
来年はそろそろファイナリストに・・・・・・・・・・・・・なんてたくらんでいたのだが。。。。。
ところで、
コピーライティングの賞は、文字一本勝負である。
写真も、イラストも、デザインすら一切関係ない文字だけの世界なので、
応募の際は、カメラもマックも不要だ。鉛筆一本あればよいので、小学生からの応募もあるそうだ。
ペンは剣よりも強し、というが、その分、すごい切れ味があったりする。
たとえば、
去年度の入賞作品は、なんと応募総数20万通以上!の中から、たったの9作品なんですが、
昨年トップであるグランプリ作品よりも、僕的にはこっちがグランプリだと思う作品があるので、ちょっとご紹介。
●課題:オムロンの体重計「カラダスキャン」をPRするためのコピー
●準グランプリ作品/葛西さん(東京都)
↓ ↓ ↓ ↓ ↓
「豚の体脂肪率が約18%だなんて、
ショックじゃないですか?」
あちゃー。やられた
モデルの写真を使うより、豚のイラストを使うより、文字だけで十分だ。
しかも、ストレートに「食べ過ぎると豚みたいに太るので注意しましょう」なんて言葉よりも100倍雄弁である。
いや~、これがコピー(文字)の“切れ味”です。
時に文字は、写真もイラストもデザインも超越する。
しかし、今年挑戦するのはコピーライティングではなく、写真もイラストもデザインも重要なある広告賞。
文字だけでなく、デザインも込み、、、つまり今年は、クリエーター達の感性が試されるのである。
で、10月末くらいから、シゴトの合間を見ては
産みの苦しみを乗り越えて、やっと完成した応募作品が2つ!
隣県うどんの国の同志コピーライター も最近パパになって気合い十分のようだし、互いに授賞式で会えることを楽しみにしている。
ということで、そりゃ確かに出張やら講演やら配本やらで忙しいけど、それらはあくまでも“経営者”のシゴト。
しかし傍らでは、“くりえーたぁ”として今自分がどのへんにいるのか力を試すためにも、毎年必要な作業だと思う。
はい、ドMですよ、ドM
ま、パイロットだけをやってるわけにはいかんのだよ・・・と言うような歳ではまだないという意地でもあるのだ