本日、11月15日。
今日は、我が四国が生んだ幕末の志士・
坂本龍馬と中岡慎太郎が、京都近江屋で暗殺された日である。
僕は、
いつもヒーローとしてかっこよく描かれる龍馬よりも、
中岡慎太郎のほうが好きだ。
いや、龍馬が嫌いというわけではない。
龍馬はあくまでも“商人(ビジネスマン)”として尊敬している。
しかし、生粋の志士は慎太郎の方である。
▼ちなみに、慎太郎はこんな人。
ごっつい、イカツイでしょ?
でも、彼はこんな写真も残している。
▼メチャ笑顔(*`▽´*)
この時代、中岡のような武士の笑顔の写真なんて皆無に等しかった。
たとえば、コレ。
▼あの自由人・坂本龍馬だって、メチャ目つき悪いし、、、、、
▼新撰組局長/近藤勇なんてメチャ眼飛ばしている。
よくよく考えて欲しい。
この時代のカメラは、約1分ほど硬直して動いてはいけないのが普通だ。
つまり慎太郎は、あえて笑顔で写真に写ったのだ。
たまたま笑った瞬間をカメラマンがシャッターを押したのではない。
彼は、約1分間、笑顔で写ることを前提に笑っていたのである。
ときには厳しく・ときには優しく・たまにオチャメ!
そんな慎太郎のような男が、カッコイイと思うのである。
中岡慎太郎・陸援隊隊長・享年30歳。。。。。。。
龍馬と薩長同盟を成し遂げたのが29歳である。
方や、ワタクシ、たけぴ32歳。
最近、独立しようと思っている後輩や、
何か新しいことを始めようとしている同志たちから、
よく相談を受けるようになった。
なんやかんやゆーて、
結局は「 頑張れ! 」としか言えないまだまだ未熟者の自分の代わりに、
中岡慎太郎が後輩に向けて送った手紙を彼ら同志たちに贈ります。
しょーもない藩の都合や、
徳川の古い体制の中であがいている同志に捧ぐ!!
「 志とは、目先の貴賤で動かされるようなものではない。
望むべきは、その先の大いなる道のみである。
今、貴いと思えるものが、明日は賤しいかもしれない。
今、賤しいと思えるものが、明日は貴いかもしれない。
君子となるか、小人となるかは、家柄の中にはない。
君、自らの中にあるのだ。」
文久元年十一月二十六日 北川竹次郎宛より抜粋『中岡慎太郎全集』より。