どーも、
みなさん3日ぶりです!
4月1日。
新年度のスタートに合わせて、このブログもリニューアルしました。
読者のママさん方、今後ともよろしゅ~に!
そして、
4月1日といえば
市町村合併で、
僕の町『土成町』が消えた日でもあります。
町が消える???
市になるだけで
町が消えるわけではないでしょ???
と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、
本当に消えたのです。
土成町と阿波町と市場町が合併して、
今日から「阿波市」になりました。
普通、合併して市になっても、
たとえば
吉野川市鴨島町のように、
元の町名は残っているのが普通です。
徳島市だってしかり、
川内町とか国府町とか
もともとの町名はしっかり残っています。
しかし、
阿波市だけは、
土成町も市場町も阿波町も消えて、
いきなり
阿波市土成町吉田@丁目とか
阿波市阿波町善地@丁目とか
になるのです。
ハッキリ言って
めちゃめちゃ淋しいです。
ずっと土成で育った僕は、
土成 どなり ドナリ
という響きに愛着があります。
子どもの頃は、なんか「怒鳴り」みたいでイヤでしたが、
やっぱり自分を育ててくれた町なのです。
では、どうして阿波市は
町名をすっ飛ばしてしまったのか?
ちょっと話は飛びます。
実はこの前、俺の叔父と飯を食いました。
叔父といっても、
みなさんご存じのとおり(ご存じじゃないか)
僕の母の弟なので
70歳すぎたジイサンです。
この叔父は、
両親を亡くした俺の
オヤジ代わりのようなジイサンで(ややこしいな)、
大学を留年したときも
「まぁ1年余分に人生勉強せぇ」と黙って許してくれたり、
3年前に独立を決めたときも、
親戚の中で唯一「まぁ男は勝負せなアカンときがあるんじゃ」と応援してくれたりしてました。
が・・・・・・・・。
ゆーても、もう70歳過ぎ。
正月やお盆にたまに会うたびに、
白髪が増えてるし、
なんか体も小さくなってきてるし、
淋しい思いばかりしてました。
そんな叔父がこの火曜日
「たまには飯でも食いに行こう」と電話くれました。
叔父が俺を誘うなんて生まれて初めてです。
なんだろう???
ビクビクしながら、
鴨島の『多喜味』に向かいました。
まずは、叔父の開口一番
「新聞見たで。熊本創刊おめでとう。
オマエやったらやれると思とったわ」
な~んや、それか。
「ありがとう。これからもがんばるわ!」
そして、静かに言いました。
「ワシは今、『土成を良くする会』というのを有志を集めてやんりょる。ワシがずっ
と育ってきた『土成』という名前が今回の合併で無くなるんはイヤなんや。ワシらで住民アンケートしたら、90%以上が『町名消えるに反対』やった。ほなけど議会はまったくワシらの意見を聞こうともせず、そのまま突っ走って町名を消してしまいよった。ワシは悔しいけど、がんばっとるオマエと飯食うて元気欲しかったんよ。」
叔父さん、いや、オジサン、
いや、ジイサン、いやオッサンよ!!!!!
白髪増えても、
体ちっちゃくなっても、
アンタ熱いよ。
土成という名が消えたこと、本当に淋しい。
※このへんの動きに関してはいろんな利害関係がからんでいる噂はあるみたいですが100%確実なことは解らないのでここでは書きません。
しかし、
叔父がまだまだ熱いこと、
そして、
このオッサンの血が俺にも流れていること、
なんか嬉しく思う一時でした。
オッサンは最後に言いました。
「今回は決まってしもーたけど、ワシらはまだあきらめてないけんな。今後の議会を動かして、絶対に土成という名前を復活させる。オマエも仕事がんばれよ!!」
そして、『多喜味』からの帰り際、
生まれて初めて俺がオッサンに
おごってやろうと思ってサイフを出したらオッサン、
「いや、ワシがおごる。オマエはまた何倍にもして返してくれたらええわ。」
おお、オッサン。
いつの日か、
1800円の『桜鯛づくし御膳』くらい
何百倍にして返してやるわ!!!
その日まで
必ず生きといてくれ。
とりあえず、
さらば土成。
また会いましょう。