三代目の私は、どうやって銀行でお金を借りるのか知らない。
いや、正確には借りるまでの苦労を知らない。
起業された方は、もちろん資金が要るから資金集めをする。
友人、知人であったり、身内であったり、銀行であったり。
だが、私が入社した時にはすでに、私でも運用資金が簡単に借りられた。
何故なら、先代、先々代が築きあげてきた丸二商店という土台が私の後ろにはあった。
だが、それでは駄目だよね。
苦労知らずな私はもっと色々なことを知らねばならない、
学ばねばならない。
五年でビジネスモデルを立ち上げる。
出来れば凄いけど、現実的にお金はどうするの?
もちろんそうなる。
どうせ知らないんやから、おもいっきし恥をかこうと銀行の融資窓口に駆け込んだ。
『私の夢に一億融資してください!!』
と言うつもりだったのに ・・・
さすが小心者。
『私の夢に融資してください。』
というのが精一杯でした。
私の考えていた設定はこう。
フリーターの私が描くビジネスモデルに融資願いたい。
企画書も何もなく、想いだけを伝える。 (うむ、あんぽんちんらしくシンプル(笑))
当然、門前払いくらいの冷たい対応で打ちのめされるだろう。
一度、ズタボロにされるのもいいだろうと思っていた。
が、意外にも ・・・
続く
~小さな幸せ~
母さま、誕生日おめでとうございます。 感謝。