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なんだか日産ネタ続きになっちゃいましたが、日産自動車が開催している
2008先進技術説明会&試乗会へ行ってきました~。

その昔、技術の日産と言われただけのことはあって、
日産ではオーチャード(果樹園)コンセプトとして
さまざまな技術を開発していますが、
今回はその中から2~3年以内に商品化を計画している技術と、
商品化技術を支える基盤技術、中長期ビジョンの実現を目指した研究
先行開発技術を、そしてさらにその中から安全環境の先進技術を
フォーカスして見せていただきました。

日産では2015年までに死亡、重傷者数を半減しよう、究極目標はゼロ!
というビジョン2015という目標を掲げていて
いまのところ順調というか、目標より早く達成できそうな感じなんですね。
1、危険が顕在化していない
2、危険が顕在化している
3、衝突するかもしれない
4、衝突が避けられない
5、衝突・衝突後
という5段階に分けてセーフティシールドという5重のバリアで覆い、乗員を守ることを
考えているそうで、その中から何点か新技術を紹介していただきました。

まず、従来よりも早めの薄暮や雨天時に点灯し、また橋げたの継ぎ目など
ムヤミなところでは点灯しない「スマート・オート・ヘッドライト」。

携帯のGPS機能を使って、歩行者の存在をクルマに知らせる
「GPS携帯協調歩行者事故低減システム」。

車庫入れや縦列駐車の際、クルマを置く位置や、ハンドルを切るポイントや切る量
をアドバイスしてくれる「駐車ガイド付きアラウンドビューモニター」。

車線変更の際などに、周りにいる車両を音と光で知らせてくれるだけでなく、
危険方向へのハンドル操作を重くすることで、衝突を防ぐ
「サイド・コリジョン・プリベンション」。

より装着性や快適性や万が一の拘束性が向上した
「インテリジェント・シートベルト」。

ズラリと並びましたが、実際体感させていただきました。
特に感動したのが駐車ガイド付きアラウンドビューモニターとサイド・コリジョン・プリベンション。
アラウンドビューモニターは真上から見た映像が確認できるので、車庫入れ時には
目標設定がしやすくて便利だし、ハンドル操作は自分でやらなきゃいけないものの、
ハンドルを切る位置や切る量を的確に教えてくれるので安心だし、さらに物理的に
入れられる場所ならば、何回でも切り替えしに対応するというのが実用度高いんですよ。
設定も簡単だったので、是非はやく実用化して欲しいところですね。

サイド・コリジョン・プリベンションは、音や光で斜め後ろ等にいるクルマを知らせてくれる
装置はボルボ等にもあるけれど、最近のクルマってソナーやらなんやら音や
光で知らせてくれるものが多すぎて、せっかく知らせてくれても
だんだんと鈍感に曖昧になりがちなところもあるんですよね。
これは実際ハンドルの操舵感で知らせてくれるので、直感的に危険がわかるんですよ。
咄嗟のときって危ないよ!って声掛けられても、その後すぐ反応できないのと
同じで、危なくないほうに腕引っ張られた方が瞬時に安全だったりするのと同じって
ワケです。


さてもうひとつは環境技術開発編として
電気自動車やハイブリッドカーにも乗せてもらいました。
これはどちらも電池の技術の進化がかなり大きな割合を占めるのですが
今回日産が開発した電池は、大出力を出せるようになったのがポイント。
小さなサイズで大出力を出せるので、たくさん積めばパワフルかつ
長持ちする電気自動車ができるってワケなんですね。

電気自動車に適応する電池は大容量型、ハイブリッドカーに適応する
電池は高出力型と言われますが、どちらも目覚しい進歩をしてます。

電池は昔は筒型電池だったりした時代もあるけれど
いまではラミネートに包まれてこんな薄型になっているんですよね~。
こちらのレポートはそのうちどこかで書くのでこのへんで。
またお楽しみに~してくださいね。
ちなみに電池を持って楽しそうにしてるのは、日本EVクラブの会長としても有名な
舘内端さんです。
とってもすごい人だけれど、かなりオモローなオジサマなんですよ。