実はシトロエンの展示ブースは土壇場で来日するクルマが変わった様子。
当初、このクルマはこないと言われてたんですけど、やってきてくれたのが
C-Cactsu(Cカクタス)です!
カクタスってサボテンの意味ですけど、どのあたりがサボテンなのか…?
やっぱり水分や栄養分の少ないところでも頑張るサボテンと
低燃費のこのクルマをかけているのでしょうか?
どのくらい低燃費かというと、100kmの距離を走るのに2.9Lしかガソリンは必要ないとのこと。いわゆる3Lカーって呼ばれるヤツですね。
日本式に換算すると、約34.5km/Lの燃費という感じになります。
そんなことが可能なのは、HDiディーゼルエンジンと電動モーターを組み合わせた
ディーゼルハイブリッドシステムを搭載しているから。
このディーゼルハイブリッドの方式はそれぞれの特徴を考えるにかなり優れた組み合わせだと
思うんですけれど、重量が重たくなるのと、価格が高くなるのが問題だと言われていたんですよね。
それを「本当に環境への効果を発揮させるには、多くの人々の手に届く技術とクルマでなければ
ならない」とシトロエンは考えたらしく、ファミリーモデルのエントリーカーC4と同じくらいで
販売できるように想定して開発を進めたんですって!これはエライッ!
軽量化して性能を発揮するため、またコストを抑えるため、部品点数を少なくするなど
の工夫も行われています。例えばドアパネルの部品て、通常12個あるらしいんですが2個に
抑えられたりしてるんですって。
ドアパネルは塗装せずに耐腐食加工を施しただけだというし、
インテリアも素材をプラスするのではなく、切り取ることでパターンやカラーを見せる
といった斬新な表現方法を採用しているのもいい感じ。
実はドアパネルに切り抜かれた模様から見えてるのは、パネルと金属の間の遮音素材である
アップルグリーンのフェルトなんですけど、逆にオシャレですよね。
タイヤも燃費のために17インチのロープロファイルタイヤをミシュランと共同開発したそうなんですが
ナント、モーターショー用は柄が入ってるじゃないですかっ!
メチャクチャカワイイけど、絶対普通には走れないだろうなぁ…。