日本の山口百恵『プレイバックPart2』と台湾、羅大佑の『鹿港小鎮』の規制の向きが違うことははっきりしています。

『プレイバックPart2』では公共放送が個別の「経済活動」に協力してしまうのではないかという点が問題視された。

これに対し、『鹿港小鎮』では、台北と他のまちとの貧富の差が拡大していることを承知の上で経済発展に邁進している国民党政権と、その足を引っ張っている民主化運動の推進に力になってしまうことをおそれた台湾当局側の「政治」的な動きであるということです。

この点が全く違うといえるでしょう。

戦後日本ではあからさまに政治的な理由で発行後に手を加えられた歌謡曲はあるのでしょうか?

「自主規制」という名のもとにヤミに葬られているのかもしれませんが、あからさまに差別があったり他の人を誹謗中傷するような内容のものは論外ですが、そのような内容のものでなければ「表現の自由」を謳歌させた上で、賛同する側も批判したい側もお互いに冷静に議論を戦わせることができる世の中にしたいですね(*b'v・)b+。