第2回琵琶湖1周200kmウルトラウォーキング2026(びわ200GP)に参加した際の持ち物、服装と感想です。
持ち物、服装
使用したバッグ
ふだん使っている8Lのザックと大きめのウェストバッグで歩きました。
8Lのザックにはけっこう詰め込めるのですが、姿勢が悪いのか肩が痛くなることが多く、荷物を分散させるためにウェストバッグを併用。
ザックは肩ベルトのボトルホルダーと少量の荷物用とし、その他の荷物はウェストバッグへ。ウェストバッグは30~50kmで使っており、中のものを取り出しやすく便利です。
ただ、今回長時間使っていると腰が痛くなってきたので、途中からはウェストバッグの荷物を軽めにして、8Lザック中心に切り替えました。
ドロップバッグ
これまでに参加したウルトラウォークとの違いは、第5エイド(100km地点)に預けておけるドロップバッグの存在です。
アクトレップ社HPより
今回は前半は晴れ、後半に雨予報だったので、軽量の折り畳み傘や防水ソックスなど雨対策グッズをドロップバッグに入れていました。
疲れてくる後半用にトレッキングポールを入れておくとかいう作戦もありかもしれません。トレッキングポールは本気で考えましたが、使ったことがないので当日余分なただの棒になる可能性もあり、断念しました。こういうのを考えているときが楽しいです。
荷物(持ち歩き)
・財布
・小銭
・マイカップ
・ヘッドライト
・レインウェア(上下)
・防寒具(ウルトラライトダウン)
・手袋
・携行食、ガム
・カフェイン錠剤
・痛み止め
・モバイルバッテリー(20000mAh)、充電ケーブル
・ワイヤレスイヤホン
・ビニール袋
・ハンカチ、ポケットティッシュ
雨で濡れても困らないよう、基本的にすべてジップロックかビニール袋に小分けして入れています。
スマホ(iPhone15)のバッテリーは、頻繁にマップを開かななければたぶん100kmは持つと思いますが、前半・後半ともに途中で念のため1回ずつ充電。
痛み止めは130kmぐらいで1錠飲みましたが、効果をあまり実感できませんでした。効果がないことはないと思うのですが、それを上回って足が痛かったです。
今回後半は暑いわけでもないのに食欲が落ちてきたので、胃腸薬を持っていってもいいかなと思いました。
ドロップバッグ
・着替え
・タオル
・ボディシート(汗拭きシート)
・携行食
・折り畳み傘
・防水ソックス
・防水キャップ
・テーピング
・モバイルバッテリー(10000mAh)
・GPSウォッチ充電ケーブル
・歯ブラシ
この中で使わなかったのは着替えの5本指ソックス、テーピング、タオル。
温泉に入らなかったので、ソックスは脱いでさえいません。足裏にテーピングして、シリコンサックを親指にはめ、5本指ソックスを履くのは何気にめんどくさいのです。
前半の晴天時は日除け付きキャップでしたが、後半の雨に備え、防水キャップに交換しました。
服装
・Tシャツ
・薄手パーカー
・ハーフパンツ
・スポーツタイツ
・5本指ソックス
・足の親指用シリコンサック
・日除け付きキャップ
・調光レンズ眼鏡
シリコンサックは第8エイド(142km)で防水ソックスに履き替えたときに左足用が破けていました。ゴール後に見たら右足用も破けていました。
2週間前の50km×2回ではなんともなかったので、100kmまでなら耐えてくれそうです。
防寒用のウルトラライトダウンは、雨風で寒かったときに着用。レインウェアとの重ね着なら、もう少し薄手の防寒具でもでなんとかなったかも。
感想
まず全体を振り返ると「大変だったけど、やってよかった」、そん貴重な体験ができた大会でした。
ただ、これまでに10大会以上参加してきて、他の人にも薦めたい楽しい大会もありますが、この「びわ200GP」に関しては気軽におすすめしてはいけないかもと思いました。
マラソンをしている人なら100kmは行けそうな気がする、50km歩けるなら100kmも行けそうな気がする。でも、100km歩けたら200km行けるかというと、答えに迷います。眠気と足のダメージを抱えての後半戦は想像以上に過酷で、前半の100kmと後半の100kmが別物なんですよね。
あとは天候。今回は後半に雨でしたが、幸いマメはできませんでした。もしずっと雨だったら、序盤で早々にマメができたら…、リタイアせずに耐えられたか微妙です。100kmも十分に長いのですが、200kmとなると耐える時間が長過ぎます。
足の痛みとか、寒さとか、吐き気だとか、きっと他の皆さんも何かしらトラブルを抱えて歩かれたんだと思います。長時間気持ちを折れずに維持できるか、その精神力を試された大会のように思います。
ダメージ
もし誰かがこのブログを見て参考にしようと思ったとき、ネガティブなことばかり書いていると、せっかく出場しようと思った気勢をそいでしまうかもしれません。
でも、痛みの記憶はきっと忘れ、都合のよいことばかり思い出すので、万が一うっかりまた出たいとか言い出した時のための戒め備忘録です。
・足のダメージは両足裏と右足首からすねにかけての痛み
・ゴール後、そのまま駅に移動し、新幹線に乗ってなんとか帰宅
・帰宅して時間が経ってからの方がバキバキ
・両足首から下が象の足のようにパンパンになりアイスノンで冷やす
・就寝中、両ふくらはぎが筋肉痛で攣りそうになり目が覚める
・痛みは5/4~5がピークだが、完歩後2日経った5/6でもまだ少し痛い
歩いている際中も痛いのですが、ゴール後にアドレナリンが切れて、遅れて一気に痛みが来たのかもしれません。
ゴール翌日から犬の散歩には行っているので歩けないわけではないのですが、ダメージが長く残る感じが、これまでの100キロウォークと違います。
これまでのUWの経験と気力でなんとか歩き通せただけで、距離が脚力に釣り合っていないのでしょう。
コンビニがあまりない
基本的に湖岸道路を歩くので、コンビニがあまりありません。特に湖西は山が湖に迫った地形だからか、集落が水際ギリギリにあり、その細い生活道路を通ることも多く、コンビニは全然出てきません。
コンビニエイド(AS2、3、7、9、10)以外では、体感では10店ぐらいだったような思います。
公衆トイレも緑地が整備された湖東には多かったのですが、公園自体が少ない湖西はあまりなかったような…。第10エイド(173km)以降の終盤は比較的街中を通るのでコンビニも出てきましたが、眠くてよく覚えていません。
コースは平坦
奥琵琶湖と終盤の比叡山でアップダウンがありますが、それを除けばほぼフラットなコース。今回は反時計回りなので特に前半はほぼ平坦でした。信号も少なく、基本的には歩きやすいコースです。200kmを歩きやすいと言ってよいのかはさておき。
基本湖沿いで、本当に水際ギリギリの細い道を通過する場所もあります。寝ぼけて歩いて看板にぶつかったこともあるので、今回水に落ちなくてよかったです。
景色が単調
これは主観なので人それぞれですが、疲れてきた後半は景色を楽しむ余裕もなく、単調さがより強く印象に残りました。
・大阪出身で、大学時代は京都にいたので琵琶湖には何度か釣りにも出かけたことあり。それでも奥琵琶湖など、初めて見る景色も多く、楽しめた。
・ただ、何十時間も見ているとさすがに飽きてくる。
・今回、反時計回りなので左手にずっと琵琶湖。進んでいるのか、同じところをまた歩いているのかわからなくなり、軽く恐怖。
・霞ヶ浦一周の景色とも似ていて、「霞ヶ浦?」と混乱したりも。
コースマップを見返すと後半25kmは湖岸ばかりではなくいろいろと通っているのに、一番しんどい時間帯なのであまり覚えていません。もったいない。ブラックブラックガムをかみすぎて気持ち悪くなったのは覚えている。
時間配分と休憩
これが一番悩みました。当初は、前半を21時間で歩き、3時間休憩し、後半を25時間で歩く、なんだかんだで1時間ぐらいのタイムロスがあるとして、計50時間での完歩というざっくりした計画でした。
ただ、天気予報からどうやら後半の雨は避けられなさそうという、受け入れがたい事実が確定。大休憩を短くして天気がよいうちになるべく距離を稼ぐのも選択肢に入れつつ、あとは当日の流れで決めようと思っていました。
100キロウォークのときもそうですが、壁は7割ぐらい進んだところじゃないかと思います。100km地点ではなく、140~150kmぐらいの場所に大休憩地点があるとうれしいです。
100km地点を休まず通過して、どこかで大休憩できる場所はないかと事前にGoogleマップで探したのですが、湖西のルート上(やその付近)にはネットカフェとか見当たらないんですよね。
あとは各エイドで寝ることぐらいですが、結局「雨が来る前に少しでも前に」で押し切ってしまいました。おかげで第10エイド(173km)以降に強い眠気で苦しむはめになるのですが。
しっかり確認したわけではないのですが、湖東の方が緑地として整備された開放的なエリアが多く自由に入れそうな東屋が多かったように思います。湖西にもあるにはあるのですが、私有地・管理地で入れない東屋がほとんどだったような。
東屋でもバス停でも、なんなら雨でなければそのへんの草地で寝ることも辞さない覚悟です。個人的には湖東が後半になる時計回りの方が楽かもと思いました。
そもそもなぜ挑戦したのか
半年前に申し込んだので、そのときどういう気持ちだったのかはっきり覚えていません。なんとなくですが、何か新しいことに挑戦したいと思ったのだと思います。
コース変更した鶴ヶ島を除き、毎回違う大会に申し込んでおり、毎回新鮮な気持ちで楽しんでいます。
ただ、10回以上ウルトラウォークを完歩していると、なんとなく完歩が当たり前になってきてゴールの感動も薄れがち。
決してタイムは速くないし、そもそもそんなに練習してないし、スピードや記録を求めることは難しいです。ただ、雨の大会や暑い時期・寒い時期の大会を経験し、次もどうにかなるだろうと思っている自分がいます。
そんな謎の思い上がりを打ち砕き、100キロウォーク初挑戦のときの緊張感を思い出すため、新しい挑戦をしたかったのかもしれません。実際、大会が近づくにつれ緊張が高まり、天気予報を何度もチェックしては持ち物やドロップバッグに預ける荷物を見直していました。そして、2週間前に50km×2(自宅~水戸を往復)を歩いた後、「これをもう1セット?無理じゃない??」とびびり散らかしてました。
一人で歩くときと違い、大会では周りに人がいます。知り合いはいませんが、少し会話するだけで同じ苦しみを共有でき、なぜかほっとしました。またスタッフのみなさんの応援や何気ない会話に背中を押してもらえることも改めて思い出しました。
超長距離(+豪雨のおまけつき)のタフな大会でしたが、いろんな幸運が重なって無事完歩できました。改めて参加された皆様、スタッフの皆様お世話になりました。
もう200kmは十分ですが、また懲りずに申し込みそうな自分がいたら、このブログを読み返して全力で止めさせたいと思います。








