
旅路の山は 不思議
いつも 笑顔の顔してる
森も 川も 変わらずに
ずっと そこに いてくれる
涙は 時々 頬濡らす
それでも 山は変わらずに
いつも そこにいてくれる
川面を流れる その風は
涼しい気分にしてくれる
誰も 慰め言わないけれど
微笑み見せて いてくれる
悲しい歴史 侘びしい記憶
生きてゆく 路儚いけれど
何も 変わらず いてくれる
歴史を刻んだ 汚れた看板
坂道 途中の路傍にあって
事実だけを 伝えてる

山里 遠く 山の峰
合間を縫って 美しく
峠の道に ひっそりと
心の 中まで 沁み入るように
淡い 陽炎 道に立ち
大地の水は 沁みこんで
一筋の 水の流れとなって
流れゆく

遠い歴史の 悲しみを
流し去るよに どこまでも
静かに しずかに
流れ去る
ほっと一息 着く場所に
流れ落ちる 一滝の
曲がりの道や また侘びし
山峰 今日も 佇んで
過ぎゆく 旅人見送れば
空に 青空 雲抱き
優しい笑顔で 笑ってる
優しい 微笑み 投げかけて
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いつか夜の雨が 吉田拓郎
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