夏夜 月は冴え渡り

二人湖畔に佇めば

風の合間に 波の音

夜空に 瞬く 満天の

星は 湖面に 絵を描く


波打つ 岸辺

君と歩けば

足元濡らす 夜露が

浴衣の裾にまとわりつく


横顔 見つめているだけで

それだけで 幸せな気分に

浸れるんだ


左手 団扇を揺らし

まるで 優雅なお嬢様

君に 話すときっとさ

吹き出し 大笑いするだろう


小路を 過ぎて

見える明かり

二人の 泊る

小さな コテージ

湖畔のそばが いいって

君が決めたんだ


夜露に 濡れる 夏草も

風に なびいて

道しるべ


今宵の 夕食

君が料理した 野菜カレー

着いたらすぐに 火にかけて

二人だけの ディナーだね


ほんのちょっぴり 贅沢な

夜を 湖畔の宿でね

夜 更けるまで

楽しもうよ ワインでも

飲みながら・・・



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徳永英明~月光~

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