昼間の 街の喧騒
夕日の向こう
熱気の中に あるものは
揺らめく陽炎 赤く燃えた
町並み 走り行く車
どうにも 居る場所のない
その空間 大切な人と
いないければ 居た堪れない
焼け付いた 線路
熱の残った道路
切なくなる 思いが
居酒屋へと 導いてゆく
部屋に戻れば 無機質の空間
空気は淀み 息をつくすら
出来ない 思いっきり窓を
開け放ち 外を見れば
隣のマンションの 窓が続く
窓から 窓 そこには
人が居る 会ったことも
話したこともない
顔すら知らぬ 異次元の人
それだから 心落ち着く
棚から 取り出すのは
一本の ウィスキー
人肌以上に温まった
グラスに 氷を入れて
溶け出す水は グラスの底に
流し台に 流れ出す水さえ
排水溝に辿り着く前に
消えてゆく
小さくなった 氷
注ぎ込んだ 琥珀の水
窓の上 一部から見える
ちっさな 空を眺めながら
一気に 喉に流し込む
胸を焼きながら 落ちてゆく
琥珀の水は 何処かへ
消えてゆく まるで
流し台だなあ そう感じながら
また 一杯
そのうちに 手足がほんのり
熱くなって来る 溶け出す身体
どろどろに溶けて ベットに
倒れこむ 重い身体は
ベットと一体になって
溶けてゆく
気がつけば 窓の外は
規則正しく 並ぶ明かりの星
あの ひとつ一つに 人が住む
ちっちゃな 窓の住人たち
星となって 都会の闇に
消されてしまうのだ
ふらつく身体 熱めの湯に
浸せば 今日一日は終わってゆく
語る言葉は 一切なくて
黒い円盤 目まぐるしく廻り
ダイアモンドの針がなぞれば
部屋に メロディ流れる
そんな中で 深い眠りにつく
明日の日差しが 目をこじ開けるまで
死んだようになって 眠るのだ
---------
青い闇の警告
---------
夕日の向こう
熱気の中に あるものは
揺らめく陽炎 赤く燃えた
町並み 走り行く車
どうにも 居る場所のない
その空間 大切な人と
いないければ 居た堪れない
焼け付いた 線路
熱の残った道路
切なくなる 思いが
居酒屋へと 導いてゆく
部屋に戻れば 無機質の空間
空気は淀み 息をつくすら
出来ない 思いっきり窓を
開け放ち 外を見れば
隣のマンションの 窓が続く
窓から 窓 そこには
人が居る 会ったことも
話したこともない
顔すら知らぬ 異次元の人
それだから 心落ち着く
棚から 取り出すのは
一本の ウィスキー
人肌以上に温まった
グラスに 氷を入れて
溶け出す水は グラスの底に
流し台に 流れ出す水さえ
排水溝に辿り着く前に
消えてゆく
小さくなった 氷
注ぎ込んだ 琥珀の水
窓の上 一部から見える
ちっさな 空を眺めながら
一気に 喉に流し込む
胸を焼きながら 落ちてゆく
琥珀の水は 何処かへ
消えてゆく まるで
流し台だなあ そう感じながら
また 一杯
そのうちに 手足がほんのり
熱くなって来る 溶け出す身体
どろどろに溶けて ベットに
倒れこむ 重い身体は
ベットと一体になって
溶けてゆく
気がつけば 窓の外は
規則正しく 並ぶ明かりの星
あの ひとつ一つに 人が住む
ちっちゃな 窓の住人たち
星となって 都会の闇に
消されてしまうのだ
ふらつく身体 熱めの湯に
浸せば 今日一日は終わってゆく
語る言葉は 一切なくて
黒い円盤 目まぐるしく廻り
ダイアモンドの針がなぞれば
部屋に メロディ流れる
そんな中で 深い眠りにつく
明日の日差しが 目をこじ開けるまで
死んだようになって 眠るのだ
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青い闇の警告
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