一片の雲なき空に
燃える太陽 輝き
全ての人々の背を
焼きつくす
遠い旅に 思いを乗せて
旅立つ人に この太陽は
過酷にして 残酷
拭えど ぬぐえど
あふれる汗に 水を飲みのみ
旅を続ける
この坂道は どこまで続く
あなたのいのち 危険にさらし
歩みを止めて 路傍に座る
ふらつく 身を 少し休み
また少し休み 幾度も
繰り返しながら
それでもあなたは
足を進める
無理をせず 旅をと
ただ願うのみ
あの山を越えれば
休める 宿があるのか
それとも 心休める
場所があるのか
瀬戸の内海は 光り満ちて
波状の波を 岩に打ち寄せ
返すだけ
山は きつく
海は優しく
空は青々として
静かに見守るだけ
行く末 見えぬ
人生の 旅もまた
はるかに
朧に立ち上る
路上の陽炎
暑さ故 揺らぎ
燃えるよう
ただ無事に終われと
願うだけ
夕日に向かい
歩く あなたの
足元に 長い影が
共をする
赤い夕陽のその中で
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吉田拓郎 落陽
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燃える太陽 輝き
全ての人々の背を
焼きつくす
遠い旅に 思いを乗せて
旅立つ人に この太陽は
過酷にして 残酷
拭えど ぬぐえど
あふれる汗に 水を飲みのみ
旅を続ける
この坂道は どこまで続く
あなたのいのち 危険にさらし
歩みを止めて 路傍に座る
ふらつく 身を 少し休み
また少し休み 幾度も
繰り返しながら
それでもあなたは
足を進める
無理をせず 旅をと
ただ願うのみ
あの山を越えれば
休める 宿があるのか
それとも 心休める
場所があるのか
瀬戸の内海は 光り満ちて
波状の波を 岩に打ち寄せ
返すだけ
山は きつく
海は優しく
空は青々として
静かに見守るだけ
行く末 見えぬ
人生の 旅もまた
はるかに
朧に立ち上る
路上の陽炎
暑さ故 揺らぎ
燃えるよう
ただ無事に終われと
願うだけ
夕日に向かい
歩く あなたの
足元に 長い影が
共をする
赤い夕陽のその中で
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吉田拓郎 落陽
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