
嵐前の 冷たい雨
空が泣く 肩を震わせ
忍び声 黒き雲は嘆き
悲しむ
誰にも優しい言葉を
掛けられず 切なき思いに
体を揺らせて 身悶える
ほんの 一言で良い
ガンバロと言って欲しい
被災した人々は
不安の中に うずもれて
泣いている
大きな力で 打ちのめされ
叩き潰され 冷笑の目が
益々彼らを追い込む
精一杯の力で 元へと
還ろうとする
泥だらけの足と
汚れた顔
冷たい 権力は
無視して 知らんふりを
している
そんな時代なのだと
彼らは 感じているだろう
彼らの心に 深く刻まれた
傷は もう二度と
元に戻る事はない
何もない 人には
あたり前の今日が
どん底にいる人には
大きな一日である事すら
分らないのだろう
否 ざまあみろと
思っているのかもしれない
秋の雨の冷たさよりも
もっと もっと冷たいのだと
気づく そんな人々は
同じ苦しみを 味わった事が
ある人なんだ
今日の一歩を 必死で
踏み出せば 必ず
素晴らしい未来がある
そう信じないと
今を生きられない
あたり前の 今日
あたり前の 時間
平穏な日々が 戻る事を
ただ信じて 生きてゆく
裏切られても 人を憎まず
してあげた事に 報酬を求めず
ただ 自分の心に 素直になって
ただ今を 懸命に 駆けてゆく
そんな強い自分に
私は なりたいと・・・
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元気です 吉田拓郎
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