連続TV小説「ウェルかめ」
第十七週「早すぎた!?プロポーズ」
◎ 第101回 第102回
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◎ 第101回
勝乃新のアパートで二人だけの焼肉パーティをしていたのですが、
話の流れの中で、心にあった結婚という言葉がでてしまった波美
でしたが、それを聞いた勝乃新はとんでもないリアクションを
起こしてしまうのでした。
結婚という言葉を聴いた勝乃新はしばらく考えて君と僕が結婚。
と言った後、それは無茶や 僕はまだ学生やでとあっさりと波美の
申し出を断ってしまいます。
結婚と言っても君を養う事が出来ないのだと言うのです。
僕お金ないし。という勝乃新に波美は、いやいやそういうことで
ないでと言いますがやっぱり考え直して、いやそういうことも
あるのかと気づき戸惑っています。
勝乃新は、とりあえず食べようと言って話を終らせようとします。
波美もうんうんと言います。びっくりした肉を喉に詰まらせそうに
なったと言うのでした。
その頃はまもと荘では全員で夜の食事の最中。哲也が、なにやら
悩んだ様子で箸が進みません。どうしたんという加代。
何や食欲がないわと元気なく言う哲也。どうしたのかと心配する加代。
なんやこの辺が・・・と胸のあたりを触る哲也。
つかえるんかと言う泰三。うんという哲也。食べ過ぎたのではないかと言う
加代。泰三も心配しています。
航が、波美の事が心配なのではないかと言い出します。図星の顔の哲也。
加代と泰三はなるほどなと顔を見合わせます。何よほれはと言いながら
大きなため息を付く哲也でした。
笹原うどん店では食事に来たウミガメ館館長の伊崎光男:温水洋一に、
フミが素敵な女性がいるのだと言ってお見合いの写真を見せています。
お見合いって自分が・・・と戸惑い気味の伊崎。
フミは気楽に考えてといい、うちらもまだまだ諦める歳ではない。と言って
いやあと言いながら、お見合いの写真を返そうとしますが、次から次へと
お見合いの写真を出してきます。困った様子の伊崎でした。
ゾメキトキメキ出版社では、六月号の発心の記事の台割の会議をしています。
須藤と吉野、波美が会議に出ています。
吉野が記事分担を決め、須藤に波美の分の面倒を見るように指示しています。
波美は新しいスポンサー開拓の進行具合が気になります。
吉野がスポンサー開拓に行ってくると言うので、聞いています。
新しい会社を2社ゲット出来たと言います。少し喜ぶ波美。
須藤は、まだなる金さんのことを気にしているかと波美に言います。
ええという波美。過去の事はそれはそれとして反省して、人生は
これだから面白いと思いなさいと言い、不安そうな波美を見て、
慌てない何事もというのです。
はいと答えたものの波美の心にはなる金社長の言葉が残っているのです。
トクジョーと発心の違いは何ですかという問いかけが波美の心を苦しめて
いたのです。
須藤の言葉を復唱する波美。慌てないという言葉を考えて、便箋を引き出し
から取り出し手紙を書き始めます。
しばらく過ぎたある日、吉野が出先から慌てて戻ってきます。
なる金社長の福田が来ているんやてと言う吉野。会議室で
波美がという友近。会議室に入る吉野。どなんしたん?と吉野は波美に
言いますが、福田が、吉野さんが戻ってこられるのを待っていました。
というのです。今日は何か?という吉野。
福田はお嬢さんから手紙をもらったのだと鞄から手紙を出します。
私、考えを改めましたわという福田。お嬢さんがこんな手紙を書けるとは
驚きましたというのです。
手紙文面を読み出す、福田。
私が編集者になる夢を叶えてくれた発心は、売り上げ部数二千部にも及ばない
地味な雑誌です。しかしトクジョーさんとは違う目線で記事を書いています。
発心に広告を載せるメリットはと福田様に聞かれてからずっと考えていました。
そして一つの答えを見つけました。弊社の雑誌は商品を紹介する雑誌ではなく、
新しい品物を紹介する雑誌とも違います。人です。人を紹介したい。
そういう編集長のコンセプトは、私たちの思いを込めているのが、発心という
雑誌なのです。読者と取材をして頂いた人。人と人が発心を通じて結びつく。
鳴門のお芋を通してお客様と幅広くお付き合いをされてきた福田様の心と
発心は必ずや通じ合えるものがあると存じます。
浜本さんあんたうちんとこ断って本当に良かったと私は思っています。
自分の夢を一生懸命追っかけてる。私は嬉しい。と波美に語りかけ、
吉野さん。うちんくお宅に広告出します。発心を選びます。と言う福田。
福田はんと心から喜ぶ吉野。あんたの夢がうちんくの夢を育てるんや。
絶対この仕事を続けないなさいよ。ここがあんたの居場所や。
居場所を見つけたら絶対大事にしなさいよ。と波美に笑顔で語りかける
福田でした。波美ははいと言うのでした。
波美の心がやっと福田に伝えられ、一安心の波美は事務所で記事の編集を
しています。
後ろでパソコンで仕事をしていた勅使河原が波美に声を掛けます。
世界に繋がる編集者になる事が夢だったんだってという勅使河原。
ええと答える波美に今はどうなんだと聞く勅使河原。
今、今も夢はそうですという波美に、日本人が海外で働く極意は、自分ですよ
という勅使河原。自分をしっかり持っていること自分と言うのは色々な全てを
含めて日本人である事も然り、あんたが徳島生まれである事も然り。
それがあなたのアイデンテティ。存在証明。勝乃新と付き合っているのなら
それも含めてだ。勝乃新はあんたにとって何なの?と問われる波美。
結婚も考えているのかと言われて、波美はいやあそのうと言いかける。
風来坊だからねあれは捕まえておくは大変だ。まっ。あんたたちに大事なのは
お互い頑固でガキっぽくて足らない所、補い合う事。まっ良いんじゃないの。
知らない間に二人が付き合っていて、刺激しあって、少しでもましになっていく
所を見てる方が楽しい。という勅使河原。はいと答える波美。それとね。
もう一つ大切な事は、お互いを尊重しあって邪魔しない事あの風来坊に
付いて回ろうなんて思わない方が良い。という勅使河原。
波美は勅使河原に言われた言葉を考えているのでした。
一方笹原うどん店では、一平が何かを思いつめた表情で、うどんをきちんと
食べて、水も礼儀正しく飲み干し、コップをハンカチで拭いて両手を合わせて
ご馳走様でしたと言う。はぁとびっくりした様子の笹原フミ。
おばちゃんホナ行ってきます。と言い、お金をカウンターに置きつりはいらんと
行って颯爽と出て行きます。フミは、ちょっと、お金を見て十円足らんよと
言い、何処へいくん?と言うのでした。
一平は、アルデに来ます。勝乃新はいるかとマスターに聞きます。
まだきていないけれどもうすぐ来るというと待たせてもらうと言って
勝手にテーブルに座ります。腕組みをして待っている一平。
そこへ勝乃新がぼさぼさ頭でアルデに来ます。どうしたのその頭とマスターに
言われるのですが、また徹夜です。と疲れた表情の勝乃新。
おいこっちこいという一平。なんでですの?俺はバイトがあるという。
マスターの了解は得ているという一平。了解なんかしていないと言うマスター。
えっと怒ったように立ち上がる一平。いいですよいいです。というマスター。
ホンマにあんたはひつこいなと言いながら、一平の前に立つ勝乃新。
なんですかと言う勝乃新に今日は何事も冷静に話そうやないかと言う一平。
いっぺんお前とはじっくりと話しとかなあかんと思うとったという一平。
座れと促す一平。勝乃新も座る。
内容は分っとうなと言う一平。カメ子の事でしょ。と言う勝乃新。
カメ子と呼ぶな、失礼せんばんじゃと怒る一平。
そういわれても本人嫌がってませんもん。という勝乃新。
一平は、波美を勝乃新の実家に泊まらせたのは本当かと怒っている。
お前波美と結婚する気と違うやろなと凄んでみせる一平。
はっ?という勝乃新。一言言っておくけれど、プロポーズなんかしてみい。
俺が許さんけんなという一平。プロポーズってそんなんもう。と笑いながら
いう勝乃新。思い出したようにあっと言って、されましたわ。そうやされましたわ
という勝乃新。びっくりして立ち上げる一平。はっという一平に僕の方がされた
んですけど、断ったんですよ。はあという一平。
お前は波美を断った。おいなんでや。なんて失礼な事を。えっ。えーーーという
一平でした。
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なにやら一平が入ると訳分らんようになるようで大変ですなあ波美と勝乃新。
どうなるんやろ。しかし今日はなる金社長にあてた波美の手紙。良かったあ。
良い文章で波美の気持ちが十分表れていましたよね。
ゾメキを愛する気持ちも良くわかったし。いい回でしたね。
あーーそれと波美と勝乃新の結婚の様子が公式HPに載っていましたね。
素敵な波美ちゃんのウェディング姿。良かったあ。それと指輪の交換の時
航が指輪を持って来ていましたよね。
この放送が楽しみですね。♪ d(⌒o⌒)b♪。しかしこの二人が結婚しても
まだまだこれから先色々な問題が起きそうな気がするんですが・・・
波美はどんどん成長していく。勝乃新はウミガメロボットの研究者として
夢ばかり追いかけているし、ひょっとして波美は世界へ繋がる編集者として
世界へくりだしていくのかな。勝乃新の放浪癖と一緒に・・・なんてね。
_(^^;)ツ アハハ。考えすぎかなあ。
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◎ 第102回
波美が勝乃新の実家に泊まったことを知った一平は、決着をつけようと、
アルデに勝乃新を訪ねる。結婚なんてしようと思うな、プロポーズなんか
すれば、自分が許さないと言い放つが、勝乃新はいや、自分がプロポーズ
されたのだという。しかし自分はまだ学生の身だからきっぱり断ったのだ
という。それを聞いて、一平は何と失礼な事をと、怒るのだった。
勝乃新が波美からのプロポーズを断った事を知った一平に、勝乃新は
逆に一平に質問をする。
波美からひどく言われて断り続けられているのに良くそれだけ続けて、
思い続けられるものだと寒心するという。
一平は、自分が波美を好きだというのは心の柱なのだ、自分の根っこみたい
なもので、波美が、自分をひどく言うのはそれは親しさの裏返しなのだ
という。そんな事も分らないのか。ロボットの研究ばかりしているから、
人の心の機微というものが分っていないという。そんな人間がなんで波美を
幸せに出来るのだ。俺は真剣だ、波美を食べさせるためなら、何でもする。
美波町の猟師のまとめ役のような仕事もしようと思っていると自分の仕事への
夢も語りだす。俺はそれだけ真剣に考えているというのだ。
何を考えているのかと聞く勝乃新に一平は波美との結婚を真剣に考えている
というのだった。
猟師の世界は年々、跡継ぎが減り、厳しい状態にある。美波町を活気付かせる
のは猟師の仕事でもあるという。昔全盛期にされていた放置網漁というのを
もう一度復活させたいと言う。猟師一人がする定置網漁とは違って、町中の
猟師が力を合わせて行うスケールの大きな漁なのだと言う。
それを復活させるには、若手の人材を育てなければならない。それをする事が
自分の目標なのだと熱く語る。そしてそうすることが、波美を幸せにする、
道なのだと言うのだった。
結婚は遊びちゃうで、お前はあいつの何に惚れたのだと聞く一平。
勝乃新は、カメ子の事に惚れたという。そして面白い所だというのだ。
それを聞いて、一平は、まるで子供のいう事だと笑う。
俺は、アイツの全てが分るのだ。子供の頃から長く付き合ってきたから、
繊細な所や、人を思う優しさを俺は知っているという。
あいつが高校生列伝という企画を始めた理由を知っているかという一平。
自分の母校に、新聞員仲間で遊びに行った事がきっかけであの企画は
始まったのだという一平。知らないだろう。あれは勝乃新が2年間海外へ
行っている間にあったことなのだと言う。
だから、お前と俺とは波美との心の距離が違うのだという。長く付き合った
方が心が近くなるのだといい、分ったなと言い残し、帰ってゆくのだった。
勝乃新は、波美との事を考えている。
ゾメキでは、ロベルトと波美が会社で仕事をしている。
ロベルトに、波美は、吉野との結婚をいつ決めたのかと聞く。
ロベルトは波美が結婚を考えているのかとからかうが、吉野はとは電撃結婚
なのだという。吉野も40歳になっていたから、自分が捕まったのだという。
それは冗談だというロベルト。自分が日本へ行きたかったけれど、旅券では
三ヶ月しか滞在できないから、一気に燃え上がったのだという。
それもお互いが燃え上がらないと駄目だという。燃え上がるのも大事。
燃え上がったタイミングを逃さずに結婚するそれが愛だからという。
そこへ吉野が現れる。何を話していると叱る。ロベ仕事をしろと言い、
仕事に燃えろという吉野だった。
アパートに戻った波美は、薬缶に火を付けながら燃え上がると言う言葉を
考えている。つまりうちらはまだまだなんだと思うようになる。
そこへチャイムが鳴る。誰だろうとドアの所へ行く波美。覗くとそこには、
中川果歩と堺 綾が二人で立っていた。デパートで偶然であったのだという。
お菓子を買って波美の部屋で食べようと来たのだという二人。
波美が勝乃新との事を正直に打ち明ける。果歩と綾は波美からプロポーズして
断られた事に驚く。口から出ただけだという波美だが、二人はふられたんだと
言う。
綾は、阿吽の呼吸だと言う。結婚しようかという思わず出た言葉にうん。しようか
と言うタイミングが大事なのだと言う。結婚したいなと言う言葉に、そんなん
無茶やではねえという果歩。
波美は勝乃新はまだ学生で、収入が少ない。自分もまだそれほど収入が多くない
だからこれで良いんだと自分を納得させようとする。
一番大事なのは勝乃新の真意だと言う、果歩。どうせまた世界放浪の癖が出るのでは
と心配する果歩。綾も同じ事を心配する。ああいう男はよほどこちらが腹を据えて
かからないとと不安がらせる。波美は、そんな大それた事考えた事もない。
時を待てばいい。しばらくしてまた結婚や思ったらそのときで良いという波美。
果歩と綾にそれは甘いと言われる波美。
結恨と言うものを甘く見ているといわれる波美。人生を甘く考えすぎだと果歩に
きつく言われる。
なんちゅう友だちやあんたらは。まだ彼は学生やし、まだまだ約束できない事も
あるだろうし、就職してからでも良いと思うと言う波美。それが彼の良い所でも
あるという。
果歩と綾はこれから勝乃新を呼び出しなさいという。綾が波美の携帯を波美の方へ
押しながらかけてかけてとせかす。波美が仕方なく電話をかけるが、勝乃新は
携帯の電源を切っている。不安の中にいる波美に、綾が、どんどん疑惑の深みに
入っていくと不安を煽る。波美が不安の頂点に達した時、綾と果歩が笑い出す。
綾はなんてなと言い、二人は波美の不安な顔を見て笑っている。
何よ二人して、びっくったあと波美は二人の作戦にはまった事を知るのだった。
会社のスタジオで、仕事をしている波美。やっぱり燃えていないと言う事。うちら
と独り言を漏らす。須藤が入ってきて仕事に戻ろうとするがため息が出る波美だった。
夜アパートに戻った波美だったが、入り口のドアの前に勝乃新が考え事の風で立っている
波美が声をかけると、ここで待っていたと言う。電話でもくれればと言う波美に、
そのうち帰ってくると思ってという。
アパートの鍵を開けようとする波美。勝乃新はまたこれから大学へ戻らなければ
ならないからという。勝乃新は大事な話があるという。何?と聞くが、なかなか
言い出しにくそうにする勝乃新。波美がせかすとやっと話し出す。
やっぱり結婚してみようと言い出す。びっくりした様子の波美。
まだ早いってあんたがいうたでと波美。大体この間言うたのは独り言だから
気にせんといてという波美。時間は遷ろう。普遍的な法則だと言う勝乃新。
(意味が分らんけど??)僕は君との時間を一日も早く作りたいという。
この間言うた僕の答えはあれはもうあかんわ。お金なんかどうにでもなる。
世界を旅している僕が一番よく分るんだという。せやからな結婚しよう。
これが僕からのプロポーズや。という勝乃新。
あんな一体どこで変わったんという波美。思い立ったら吉日やろという勝乃新。
ほんだってという波美。なんや嫌なんかという勝乃新。
(なんや今度は勝乃新が一気に燃え上がってしまったようです。
By ナレーション三枝)
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一平と勝乃新の対決で勝乃新に結婚という事を真剣に考えさせるきっかけと
なってしまったようですねえ。
果歩と綾にからかわれながらも真剣に突き進む波美の愛。
いよいよ来週は面白くなりそうです。勝乃新のプロポーズをどう受けて
どんな展開になるのでしょう。o(^ー^)oワクワク。
この週終わり
