😃
というわけで、
皆さんお待ちかね?(←笑)、アンデルシェフスキのリサイタル記事です😎
🔻🔻🔻
先日の記事でも書いた通り、
今回はアンデルシェフスキの十八番&彼の中核=根幹をなすような作品達が並んだプログラムだったので、とにかく楽しみにしていた公演でした💡
昨日はカラッとした気持ちの良い春の晴天に恵まれ、開演前には紀尾井側の葉桜に彩られた土手を散策☀️
シチュエーション最高🤩‼️
...実は今回、愛弟子&親御さんとご一緒したので、
少し早めにガーデンテラスで待ち合わせて昼食
(映え写真撮り忘れてしもた‥)
旨し‼️の楽しい時間を過ごし、いざコンサートへ出陣🎹
(ちなみに、生徒さんや保護者の方とはレッスンオンリーではなく家族的な付き合いをしたいと思っているので、こういう時間も僕にとっては本当に大切です)
‥今回数年ぶりに紀尾井に行って思い出したけど、どの駅からもちょい離れてるんだよなぁ...
↓
永田町からの坂道が食後のちょうど良い運動となりました😎
数年ぶりの紀尾井ホール🔻
☝️奥に土手があります
☝️中規模の美しいホール
(今回改めて思ったけど、紀尾井ホールはピアノソロよりも室内楽などの方が合ってそう‥)
プログラム👇
(※今回は当日のプログラム変更は起こりませんでした笑)
こだわりのイス(パイプ椅子を3個重ねてた笑)にニヤニヤしつつ、沢山の素晴らしい音楽の瞬間を享受してきました🪑
アンデルシェフスキ唯一無二の美しい音色・自然なフレージング、極めて合理的かつ節約された身体的ジェスチャー(テクニック)、限界まで前の音をHoldし自身では何も決めずひたすらただただ極限まで耳を澄まし+完璧なタイミングで自然に次の音が降ってくるような耳の良さetc...
それから勿論曲自体の素晴らしい良さもあり、今回も多くの発見と学びが👏
(シマノフスキだけは僕にとってはどうしても遠い作曲家なのですが‥
いや、初期の作品ならまだ、、かなぁ。
いずれにせよまだまだ勉強が足りんね😅)
...ただ、絶好調というワケではなかった様子‥
(※正確には、好調不調という言葉とは違う)
というよりも、
今回は本質的な点で、これまでとは少し違うものを感じました💡
勿論いつもと変わらぬ《らしさ》やコダワリに加え、
今回身体・脳?的な面ともない音楽や音色・奏法での変化の兆し、過渡期に差し掛かったような印象を強く受けました。
(調子の波などとは違う何か‥)
そして狭いレパートリー(世界で活躍するピアニストとしては)を深く深く追求するタイプにはやや見られる危険性の一つに、
《セルフコピーの危険性》
が挙げられると思いますが、若干そのキライもあり‥
(今回のレパートリーでいくと、
ベートーヴェンやショパン、バッハなどはもう20-30年弾き続けているのではないかな‥😲)
といった具合に、これらの影響か、
演奏家が(特にライブで)陥りやすい :
【最大の敵は自分自身(完璧主義)】症候群(と俺は勝手に呼んでいる)との戦いの様子も垣間見え..
それ故、音楽の構成要素達が《噛み合わない》ところもあるにはあったのですが。。
(例えば→
音色偏重[コダワリとは違う:その要素自体に頼り逃げ込むような‥]やパターン化された歌い回し、信じられないほどのディテールとニュアンス〔←それだけでも驚愕すべきことです〕が音楽の感動に直接結びつかない場面もあり、また肥大化したペダリング・弱音ペダル全踏み多用など...
部分や瞬間だけ聴いてしまうと、ね)
↑とまあ、あえて分解してこう書いたけど
でも、そういった完全無欠でない部分?も結局トータルすると非常に人間的で魅力的に響いたというか
ヒューマニズムに満ちた暖かいプログラム & 作品自体の力と相まって、演奏者の《今》と作品が絶妙にリンクしたような説得力に繋がっており、
最終的には人間力 : それから音楽としての力強いメッセージが溢れていました
(↑実はこういう人間の真理みたいな部分に関しては、
取り組んで日が浅い作品よりも、奏者が何十年も弾いているような曲を通しての方がずっと正直にジンワリと滲み出てきてしまうから不思議です)
人生と同じで何事も変化は避けられないし、
でも、いつもいつも上手く運ばれる・即座に良い結果に繋がるということはあり得ない。
しかし...
それで良いんだよなぁ
そういうもんなんだよね‥
(有名な、
「死ぬこと以外かすり傷」
という言葉を、ふと演奏中に思い出してました笑
↑音楽の喚起力の勝利?か😜笑")
うむ。
ちなみに、彼のアンコール定番:ラストのバルトークは今回も本当良かった
(‥密かにアンコールではシューマンを期待していたのですが、それは今回も叶わず笑)
というわけで、
今回も大きなメッセージ+勇気をもらいました🔥👊
音楽、それもLIVEはやはり素晴らしいですね♬
こういった、
長期的な時と共に移り変わる人間としての変遷を正直に映し出してしまう芸術‥
まさしく今の今、生き様や真実の全てを如実に映し出す音楽演奏の醍醐味、そして未来への楽しみを改めて感じた演奏会でした
(追伸. ↑これ、やってる方[披露する方]としてはマーーージーで大変なんだけどね)
お天道様(死語?笑)に照らされ、美味いもんを食べてLIVEで良い音楽に触れる‥
良き日でした
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