三和 導代 です。
今日から日本は12月、師走となりました。昨今のニュースではアジア、特にインドネシアのスマトラ島の洪水のニュースが気になっていました。インドネシアは日本以上の島の数があり、多種多様の民族、言語、伝統文化、宗教のそろった世界の縮図のような国です。そして火山国でもあります。いつもどこかで火山が噴火して、飛行機も毎年運休となっています。
スマトラ島は日本の晩秋から冬が雨季となります。一日降り続けることはありませんが、朝晩はほとんど毎日スコールがやって来ます。私は今年初めてスマトラ島とボルネオ島で雨季の時期の滞在経験をしました。いつもは観光目的ですのでは雨季を避けて乾季を選びます。つまり5月から10月くらいの時期にインドネシアは訪れてきました。今年初めて2月の雨季に訪れた目的はフルーツ、ドリアンとマンゴを求めての旅だったのです。日本ではなかなか食べられない、そしてマンゴは高級ですから。贅沢ですね。
その滞在の中で経験したスコール。毎日夕方に始まります。その降り方は傘ではどうにもならないバケツをひっくり返したような雨が降るのです。もちろん長時間ではありませんが、こんな雨が長時間続きましたら、今回のような洪水は不思議ではありません。特に人々が多く住む都市では、排水設備は日本とは異なりますので、大変な事態となることでしょう。
今回のスマトラ島の洪水以外にもタイ南部でも大洪水というニュースが入ってきました。まさにアジアの雨季です。最近、気候の変異により各地での被害が報道されます。バングラデシュの洪水は毎年6月頃、そして昨年は驚くべきことに全く雨が降らない砂漠のドバイが洪水、空港が湖となりました。人類史上初めての珍事だったと思います。
2年前のサハラ砂漠を思い出しました。11月にアルジェリアのサハラ砂漠では毎年カラカラの砂漠に緑の草花、渓谷にも水が貯まるといった私も初めて目にする光景でした。
人口地震、台風、津波、豪雨など人類の故意によって引き起こされる災害が後を絶たないのも事実です。自然災害で片付けられ、地球温暖化などという嘘にも振り回されてきました。あまりにも世の中の嘘の情報に踊らされている私たち一般庶民はもっと賢くならなくてはいけないのかもしれません。