最初の大嘗祭が執り行われた等彌神社へ | 竹内文書の世界を旅する三和導代のブログ

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三和導代です。

 

週末は京都、ここまで来たのですから心は三輪山へ。翌日月曜日は10年以上前に三輪山での4月の若宮祭で知り合いになった大阪在住の友人と三輪の駅で待ち合わせ、久々の再会となりました。4年ぶりかもしれません。雨上がりの清々しい三輪山の地に戻ることができました。私も友人も魂が喜び合い、参道から拝殿、そして狭井神社といつものコースへ。またここに戻れた喜びを二人で分かち合うことができました。

 

そして磐座へご挨拶。今回は私にとって初めての磐座へ連れて行ってもらうことができました。ずっと数年間私が気になっていた磐座、念願の磐座です。誰も訪れることのない森の中に鎮座する磐座こそ古代からの信仰の場所です。樹々に囲まれた異次元の世界かと思われる空間が広がっています。

 

昨日の夜に入った訃報が頭をよぎりました。笑顔を絶やすことのないチャーミングな女性でした。憧れの方でもありました。外国人でありながら日本人以上に魂が日本人出会った方、笑顔で私の前に現れてくださいました。今世でもお役目が終了しましたが、相変わらずに笑顔でご挨拶いただきました。ありがとうございます。笑顔以外の印象にない私にとって尊敬すべき方でありました。この私の大好きな三輪山のこの空間にて再会できたことは限りなく売れりい限りでした。

 

そして午後は三輪より一つ先の駅の桜井駅から歩いて15分ほどの等彌神社(とみじんじゃ)へ。2度目となります。ここは同行の友人からのおススメで数年前に一人で夕刻に訪れ時間がなく駆け足で回った所でした。そのことをすっかり忘れていた私。初めての地と思って歩き始めて途中の道すがらの景色を見てやっと始めたではないことを思い出しました。ここは素晴らしい鎮守の森で歴史ある神社で初回では夕刻が迫り、駆け足で回ったことも思い出しました。

 

今回も前回と同様、人気は全くなく私の友人のみ。ここは境内からの鳥見山至る登山道を登っていきますと山中に「霊時拝所」があります。霊時(まつりにわ)とは大嘗祭のことです。おそらくは大和平定を果たされ橿原の宮にて初代・神武天皇として即位された後、この地、鳥見山で大嘗祭が行われたのでしょう。前日は京都御所、そして翌日はまさか日本で初めて大嘗祭が執り行われた場に連れて来てもらえるなんてストーリーが出来過ぎています。

 

前回は拝殿である上津尾社まで、今回は鳥見山の庭殿まで足を延ばしましたので、次回の3度の正直で午前中に霊時まで登る予定です。今回の途中までのルートでも登りも下りも誰にも会うこともありませんでした。樹々に囲まれた森の中を森林浴を独り占めできるなんて幸せな限りです。また必ず行きます。

 

等彌神社の一の鳥居は、伊勢神宮の第六十二回式年遷宮の際(平成27年)に内宮の中重鳥居を譲り受けたもの、これは一般参拝客が通る鳥の内部にある鳥居のことで鳥居の先は天皇しか入ることが許されていないという空間となるという重要な鳥居です。1年に数度は訪れる三輪山に付随して桜井市には歴史探検家にとっても面白すぎる場所です。