不法入国するエリトリア人 | 竹内文書の世界を旅する三和導代のブログ

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三和 導代 です。

 

エチオピアの北部にある古都アクスムにいます。ここはエチオピアのアクスム王国の首都あり、キリスト教が伝わる前に建築されたステラ(オベリスク)が残る歴史ある都市です。

 

ここはティグレ族、つまりエリトリアと同じ民族が住む地です。国境まではそう遠くありません。そんな中に二人のエリトリア人の女性に会いました。何度数週間前にエリトリアの首都のアスマラから不法侵入にてエチオピアに入国したので、もう二度と本国には戻れないと話していました。エリトリアの国のシステムが嫌いなので、エチオピアに亡命、そして外国に出る予定だと淡々と話してました。

 

ことしのノーベル平和賞に数日前にエチオピアのアビー・アハマド首相が選ば場れました。国境線を巡り、長年対立してきたエリトリアとの和平を成し遂げた功績が評価されたのです。エリトリアとエチオピアはかつては同じ国した。19世紀にイタリアが入植、その後は英国の入植、その後独立はしたものの、イタリアにかつて占領されていたエリトリアは独立。そしてその後数年のうちに2カ国間にて戦争が始まり、国交が途絶えていたのです。常に為政者にて被害を被るのは人民です。どれだけの人々が同胞同志での戦いで命を失ったことか。今回の旅で新たに戦争の悲惨さを痛感せざる得ませんでした。