「スイッチを押すとき」を読んで

山田悠介 著

「リアル鬼ごっこ」などでも有名なこの著者

今回のテーマはかなり重いです

自殺者が増える現状を改善すべく政府が取り組んでいるのが

無作為に選んだ少年少女にスイッチ1つで自殺できる手術を施して監禁し

人はいつ、どんな状況で自殺をするのかを観察するというもの

ひどく矛盾しているようですが、この観察結果の成果で自殺者数は減ってきているとのこと

ほとんどの子どもが1ヶ月や半年ももたずにスイッチを押してしまいます・・・



この監禁施設の監視者と、"なぜか"7年間もスイッチを押さない4人の子どもたちとの話です




人は、絶望の淵で自殺するのではなく

目標が達成され、更なる目標がなくなった時に生きる活力を失ってしまうんですね

常に夢に向かうことも大事ですが

まずは夢を持ち続けることが大事です



もちろん最後には、「マジか」っていうようなどんでん返しも用意されている1冊でした


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