これは書くかどうか、アップするかどうか、かなり迷ったのだけど…、
かなりの衝撃があったことだし、自分の記録でもあるので書きます。



先月、幼馴染の誕生日に彼女が中学生の頃大好きだった(今も好きかどうかは聞かないと分からないけど)松山千春のコンサート@東京国際フォーラムに行ってきました。

 

初の松山千春。

早目に会場入りましたが、それまでの長蛇の列、なんと5,000人満員のようです。

ん?あれ?動きがゆっくり?

なんと、私の年でも最年少と思われるほど年齢層が高い!

御本人のお年からすると客層はそうなのかもしれませんが、ほぼ同年代のスタレビとは大違い。

スタレビは高校生、大学生くらいの年齢層の方も結構いるのに。

 

それはさておき、

私の脳内では、伸びやかなあの歌声が響いております。
幼馴染が「聞いて」とレコード(←!?)を貸してくれたっけ。

オープニングは「季節の中で」

おー!きたきたきた!!

高まる期待!!

 

が!!!私は崩れ落ちそうになった。

(実際には立ち上がっていないから崩れ落ちやしないが)

脳内、処理できず。

え?え?何??どういうこと?????
違う曲かと思うほど音程がずれる。
それに声が出ないところをビブラートで誤魔化すというか乗り切る手法?が、昭和歌謡というか演歌というか、全く別の曲のようで…。
一体私は何を聞かされているんだ??
「放送事故?」
そんな言葉も浮かんでくる。
暫くしたら「なんちゃって!」とか何か言うのかも、何か違う演出かもと、もう脳内パニック。

徐々に目が霞んできて、必死に堪えないと涙が出そうに。
ふと周りの様子をうかがうも、皆様動揺した様子もなく。

その後、能登の地震のことを話して黙礼。
1曲挟んで「銀の雨」
…これは何とか…。

ただ、オープニングの衝撃から私は立ち直れず。

ボーっと車窓の流れゆく景色を見るような状態で、曲が頭の向こうを流れていく。

 

決して黄金期の松山千春を求めていたわけではないが、

でも、それでも、

このクオリティーでも心酔者たちが普通に喜んでいるのが不思議でならなかった。

 

トークもそう。

鈴木宗男関連は知っていたし、そうなんだと聞き流したけど、

だけど、その他もなんだかな。

私は「信者」ではないので、そこにいるだけで嬉しい、何か話してくれるだけで楽しくなるというわけではない。
ファンクラブの集いなら良いだろうけど、そうじゃない。

そう、誰でも参加出来る公演だから私は行ったのだ。

で、「私は何にお金を払ったのだろうか?」

段々と喉が温まったのか、曲の音域の問題か、聞ける曲も片手くらいはあった。
初めて聞いた数曲には、歌詞を聞いて良い曲だなと思うものもあった。

あった、けれども。
いや、あった、だからこそ。

 

帰宅して悶々と過ごし、翌日は検索をかけてしまった。

が、スポーツ紙がトークの内容とかを取り上げているだけで、特に批判はない。

私がおかしいのか??

と思ったけど、消化出来ない私は数日後再度違うワードを入れて検索。

うん、出てくるね、結構。

そしてそれがかなり昔からだということも分かった。

御病気をされてかららしいということも分かった。

納得がいく丁寧なブログも発見した。

会場の規模で声の張り方が違うから、フォーラムは厳しいと。

そうか、そうなんだ。

もう少しコンパクトなところに行けば、違う松山千春を堪能出来たのかもしれない。
でも、今回私が観た1番の印象というか感想を一言で言うなら「裸の王様を見たくはなかった。」
そんなあまりのショックだったのだ。

 

これは決して非難しているわけではない。

今後も都合がつけば「一度は行ってみたい」と思っているライブに足を運ぶだろう。

でも、こういうことも起こりうるのだから、覚悟をしようと思ったのだ。

「一度は」というのは危険をはらんでいるのだと、ある程度は覚悟を持って臨もうと。

 

そしてスタレビ、根本要の凄さを思い知る。

根本要もここ1、2年はわずかに声量が落ちてきたと思うけど、でも、全然違う。

化け物なんだな。

うん、彼らがライブをやる限り、きっちり参加して負けずにいけるよう、鍛えておこう。

これも強く思った。

 

 


なぁんて

こんな時間に書いていちゃダメよね。(^_^;)