有川浩『海の底』
敵と闘う者達の熱き闘いと子供の成長に涙
小説で、初めて〇〇ました…
こんなにも興奮したことがあるでしょうか?
ちなみに、ゴジラ・ガメラ世代の人は確実に読んでほしい。
ゴジラ・ガメラ世代にはたまならい海からの巨大生物の襲撃が開始数ページで起こります。
無力ながらも、自分のメンツよりも市民を守るために動く警察の意地。
これにハラハラドキドキ、手に汗握らない人はいないでしょう。
でも、声を大にしてもっと言いたいのは
小説で、初めて・・・
萌えました…!!
この作品を読み終えて即座に思ったのは「萌え」。
恋愛としても、男コンビの友情としてもキュンとするものがあるのがこの小説の最大の特徴。
正直、私は1日で一気読みしてしまったくらい止まらなかったです。
そして、もう心にグサッと刺さったのが「成長」。
子供達の成長はもちろんのこと、一緒に潜水艦に立てこもる若き自衛官の成長もあります。
ただ、子供達の成長は著しい。
多感な時期、そして閉鎖的な場所で育ってきた人間がより広い視野、違う考え方を受け入れる方法を体当たりで学んでいく様は、痛々しい。
最後、自分の失敗を自分なりの方法でしっかり尻ぬぐいしている姿は、よくやったと褒めてあげたいくらいでした。
最後に、一言。
私的に一番のイケメンは、「森生望」一択。