君たち、ハムスターは好きか
諸君、私はハムスターが大好きだ。
……と、どこかで見た導入をお許しを。今回もご紹介するのはハムスター関連の本です。
サクッと紹介いたしましょう。GOTTEさんの本「ハムスター助六の日常」です！
なんと！キンクマハムスターのイラスト集です！
スタンプショップで見かけるこのキンクマハムスターは一体何者なのか。がっつり紹介させてください。
ハムスター助六はもともとイラストレーターGOTTEさんが飼育していたハムスターがモデルです。その愛らしさ、ボケッとしたお顔、そして見た目はガッツリハムスターなのに行動が友達少ない独身人間そのものというギャップに多くの人がメロメロに。そしてX（旧Twitter）ではフォロワー30万人オーバーという偉業を成し遂げたハムスター（？）が助六なのです。
さて、具体的に助六は何をして過ごしているのでしょうか。
この本ではまず自分の家づくりから始まります。紆余曲折を経てできたマイホームは、ここは流石にハムスター、シンプルでお手軽です。そして一人暮らしに必要なものの買い出しへ。食料や食器、ベッドを買ってみたり。家電量販店でランニングマシンやマッサージ機を堪能（？）し、なぜかセグウェイ買ったり。ああ、私の一人暮らしもこんな風に買い物まわりしていたなあ、そして謎グッズを買ったなあ、と謎の共感を覚えてしまいます。
一人暮らしが乗ってきたらいざ遊びを堪能。春にはのんびり散歩をして、夏は冷たいスイーツをたっぷり食べて、秋の夜長には読書をし、冬には雪を食べてみる（人間はマネしないで！お腹を壊します！）。
そしてお金がなくなったらお仕事を。そう。ハムスターの世界にも労働があるのです。パンを焼いたり工事を手伝ったりレストランの厨房でシチューを作り、ビル清掃を命がけで頑張ろうとする。
お金が貯まったら一人旅行。いいですよね、一人温泉旅行。これも独身の特権です。
毎日元気に、たまには力を抜いて。
ええ、そうです。助六は可愛いハムスターなのにリアルな人間生活を送っているのです。
ちなみにこのイラスト集、他に3冊出版されています。
うち一枚はSNSで投稿されたイラストに描きおろしを加えたもの。
そして残り2冊は、助六の友だちとの出会いを描いた物語となっています。
今回は文量の都合で紹介しませんが、この2冊、とっても泣ける作品です。ひとりぼっちだった助六がいろんな人（？）と一緒に過ごして、協力して、成長する。その姿に、私たちの思い出と重なる部分があることでしょう。
その2冊を存分に堪能するために、まずはこの本で助六の人となり、いやハムとなりを知っておきましょう。きっとあまりの可愛さに、いつの間にか助六にメロメロになってしまうことでしょう。
これは大切なこと
ちなみに今、GOTTEさんは活動を休止されています。
休止を発表したのが2月、そして6月末現在も更新のないまま。しかしご本人は「描ききれない助六の日常はまだまだ沢山ある」と言っているので、私たちはこの言葉を信じて待ちましょう。
新しい助六の生活が見られる、その日まで。
以下リンクです
＜概要＞
可愛すぎて、罪でちゅ！
Twitter、LINEスタンプで大人気の、今いちばん推したいハムスター ・ 助六。
家を造ったり、旅に出たり、仕事をしたり……ちょっとドジだけど可愛くて、
ずっと見ていたくなるハムスターの日常を初公開！
どんなことをして日々過ごしているのか、こっそり覗いてみませんか？
癒されること間違いなし！
全ページカラー＆描き下ろしで登場です！
内容説明
好奇心いっぱいでちょっとドジなハムスターの買い物したり、お仕事したり、旅行したりの毎日を初公開！
目次
第１章 助六のあたらしいおうち
第２章 助六のおつかい
第３章 助六の日常―春夏秋冬
第４章 助六のおしごと
第５章 助六の温泉旅行