続かないことの上位常連

なのがメモなのではないかと思うのですが、どうでしょうか。

というわけでごきげんよう。一位日記、二位勉強、三位メモの習慣、みたいな。私もついつい筆不精になりがちなので気を付けないと思う毎日です。

これでも前にご紹介した「なんでもかんでも一冊のノートに書き込む術」を実践しているのですが、書いていることと言えば仕事メモと買い物メモ、あとは友人知人との約束を書きつけたものくらい。それ以外に何を書けばいいのかわからず、とりあえず行ったお店の名刺やパンフを張り付けるもそのまま。数日経ったらどんなお店かおぼろげになっていることもままあります。これ、きっとみなさんも覚えがあるかと思うんですが、どうでしょうか。

 

これの一番の問題って、「何を書けばいいのかわからない」なのではないでしょうか。

確かに、仕事のやり方やら備忘録やらとしてなら分かりやすいのですが、それ以外の用途って何があるの?という疑問が浮かびます。ていうかみなさんは何を書いているんでしょう。

 

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そんなときこそ書籍に頼るべき!というわけで、今回は有名なあの本に頼ることにしました。前田裕二さんで「メモの魔力」です。

 

 

こちらは自己啓発本なのに75万部を売り上げたお化け本です。発売から4年が経過していますが、いまだに本屋で面出しされていますよね。

 

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ざっくり著者の遍歴を書きますと、昔この人は幼くして両親を亡くし、路上ライブで生計を立てていた時期があったそうです。その時、「どうすれば集客できるか」「どうすればリピーターを増やせるか」「客のニーズは何か」を研究していたといいます。その際に役立ったのがメモでした。その経験が、起業して成功を収めた今があるのだそうです。

それだけの力がメモにあるのだと著者は言います。まさに著者にとってメモは生命線だったのでしょうね。

 

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じゃあ具体的になにをメモればいいの?という疑問に、著者はドストレートな返答をしました。

 

聞いたことすべて

 

これは比喩でもなんでもなく、本当に、得た情報をすべてキャッチする気持ちでメモれ、ということです。どこに重要な情報が転がっているかわかりません。友達との雑談の中かもしれませんし、バラエティー番組かもしれない。YouTubeの面白いネコチャン動画かもしれませんし、アイドルのライブかもしれない。映画なんて情報の宝庫です。とにかく、「面白い!」と思ったことぜんぶ書く気負いで行くことが大切です。

 

とはいえあまり気張って書こうとすると続かないもの。あくまで気軽に書くことが大切です。メモすることがストレスになってしまったら本末転倒ですからね。コツは持っているだけでテンションの上がるメモ帳を買うこと。もちろんノートでもいいです。

これは私の提案になりますが、ノートを自分風に可愛くデコってもテンション上がるものに仕上がりそうですね。今は高性能なマステやシール、デコペンなんかがある時代です。自分風にカスタマイズして、かわいくオシャレに(もしくはかっこよくスタイリッシュに)作っていくのも楽しみの一つですね。

とはいえ失くしたらそれこそ本末転倒。そこそこの値段のするものは避けたほうが無難そうです。

 

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その中でも特に重要なのが「どうして」という問いです。

どうしてこの映画は面白かったのか、どうしてこの商品はヒットしているのか、どうしてこれがエモいと思ったのか……その「どうして」を深堀していくことこそ、このメモの神髄があります。

例えば映画やアニメだとしたら、どうして自分はあのシーンで泣いてしまったのか、もしくは大笑いしたのか、それを探っていくことで、より具体的な感想が書けるようになります。そうすれば人に勧めるとき、その人を沼に引きずり込める確率が高くなります。

 

ちなみに私はモルカーの第10話「ヒーローになりたい」の回で号泣してしまったのですが、それは初心者モルカーのアビー君が自分なりのヒーロー像を見出したことに心動かされたからです。自分の思い描いていたヒーローではなかったけれども、それでも誰かのためになることがヒーローなことに気づいたアビー君。彼が大きく成長した姿に、私はとても感動しました。

……と、あたかも初めからメモを実践していたかのように書きましたが、感動の理由がはっきりしたのは何回か繰り返し見たのちでした。それまでは「なんだかわからないけどめっちゃ泣けるわアビー君良かったね」くらいの感想しかなかったわけですが、何度も視聴するうちに自分の中で深堀できたのかもしれません。

 

(どんな話なのかは、ぜひアマプラなどで探して視聴してみてください。ほとんどのモルファンが泣いた神回です。二分程度の映像なのでぜひ)

 

と、私は繰り返し視聴することでカタチにはしましたが、それをすっ飛ばして効率よく深堀できるのがメモのいいところです。何か心の琴線が触れたものがあれば、どんどん遠慮なくメモっていきましょう。

 

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メモといえば余談ですが、アイドルものの絵描き界隈だと、ライブ中に衣装メモを取ることも多いそうです。それも円盤でも配信でもなく現地で。

みんなで「うおおおお!」ってなっている中、もくもくと紙に何か書いている人間がいれば、その人は絵描きかもしれません。それって楽しいのか……?まあ本人が楽しいならいいんだけど……と若干の疑問を覚えつつ、今回はこのへんで。お読みいただきありがとうございました!

 

 

 

 

 

 

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以下リンクです。

メモの魔力 The Magic of Memos (NewsPicks Book) | 前田 裕二 |本 | 通販 | Amazon

 

 

内容

・メモで、目にする情報全てをアイデアに変える
・メモで、本当の自分を見つめ直す
・メモで、夢をかなえる
◎メモの魔力を手にした時、あなたは、何者にでもなれる。

〔巻末付録〕自分を知るための【自己分析1000問】

“僕にとってメモとは、生き方そのものです。
メモによって世界を知り、アイデアが生まれる。
メモによって自分を知り、人生のコンパスを持つ。
メモによって夢を持ち、熱が生まれる。
その熱は確実に自らを動かし、人を動かし、そして人生を、世界を大きく動かします。
誰にでもできるけど、誰もまだ、その魔力に気付いてない
「本当のメモの世界」へ、ようこそ"
(「序章『メモの魔力』を持てば世界に敵はいない」より)

「新たな発想をするために特別なことをする
必要はない。すべてのヒントは日常の中にある。
前田裕二がメモをとる姿をみているとそう思う」秋元康推薦! !