覚えらんねえ!

というのが読書の現状かと思います。

というわけでごきげんよう。みなさんは読書の後、何か記録を残していますか?

ちなみに私はこのブログを書いてから、しっかりと読書ノートを書くようになりました。今これで5冊目かな?といったところ。多いのか少ないのかはわかりませんが、そのくらいの量を書いています。

他にも方法はたくさんありますよね。例えば齋藤孝さんが提案する「三色ボールペン読書法」も有名ですし(こちらに関して詳しくは別の機会に)、他には文学ユーチューバーのベルさんは付箋と読書ノート(下書き、清書用と2冊使用)、小説の際は相関図を活用していらっしゃるそうです。他には「本の表紙をちぎる」みたいな猛者も聞いたことあります。

きっとみなさんもこれに類するものを試したことでしょう。でも、正直のところ、こう思ったはずです。


続かねえ!


わかります。非常にわかります。

私も一時期このブログの更新が止まっていた時期もありましたし、三色ボールペンも試しましたが挫折。相関図も挫折。そして忘れていく本の内容。ごめんなさい著者さん、あなたの主張忘れました……なんてこと、日常茶飯事かと思います。


ということで、今回は私が読んだ中で一番簡単な読書法をご紹介します。


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早速いきましょう。奥野宣之さんで「読書は1冊のノートにまとめなさい」です。



1冊ずつきちんと頭に残すだと?ふーん、そんな便利な方法教えてくれよ!


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というわけで先に結論。


全部ノートにぶち込め!


です。

全部とはどういうことか。まあ、こんな感じです。


・「言われてみればそうだわ」となった場所の引用

・感想

・なんか思ったこと

・帯

・補充カード

・付属してくる栞

・広告やらリーフレットやら

・気に入ったページを印刷したやつ

・新聞とかについてる書評

・図書館の貸し出し記録

・博物館やらに行ったときにもらったパンフ


と、その本についてのものをベタベタ貼っていけばいいのです。

「清書用」「資料用」「アイデア用」などと分けなくてもオーケー。「なんかこれいるかも」「なんかついてきたやつ」「ここ好きだわ」「自分はこう思ったわ」みたいなものをどんどん書き込むのです。綺麗でなくてもいいのです。マステで可愛くデコる必要もないのです。

何なら慣れないうちは思ったことをちょろっと書くだけでいいのです。「期待以上に面白かった」くらいでいいのです。


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だけど忘れてはならないのが二つあります。

一つは「日づけ」。そして「タイトル」。こちらは後で読み返したり検索したりする際に必要なので控えておきましょう。


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さらに読む時のポイントがあります。

それは「読書ノートを作る前提で読む」こと。

みなさんも経験があるかと思いますが、無目的な読書は単調になりやすいし記憶にも残りません。「なんかタメになった」くらいで終わってしまいます。

そうなるのを防ぐために、「読書ノート」という目的を持って本を読むのです。

そうすれば「これを書こうかな」「ここはいらないな」と読むスピードにメリハリがつくため速く読み終えることができますし、目的があるため記憶にも残りやすく、大事なところは理解できるまで再読することができます。


記録をつけるために読む。何だか逆説的な感じもしますが、私もこれを実践して非常に効果の高かった手法でもあります。ぜひやってみてはいかがでしょうか。


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この本には他にも、探書のコツや読書ノートの読み返し方、読書ノートを作るにあたって便利な文具も紹介されています。こちらも「ほお!」となるため、一読の価値はあると思います。


とはいえ私も「大切なところ以外は読み飛ばし」をやっている身なので、私が大切でないと判断したところはすでに記憶が遥かかなたです。でもこれでいいのです。少なくとも私はそう判断しました。


思えばこのブログも立派な読書記録だよなあ、と振り返りつつ、今回はこの辺で!読んでくださりありがとうございます!






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以下リンクです。





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