本屋さんに行きたい


です。こんにちはこんばんはおはようございます。

実は在宅勤務になってから本屋にとんと行けなくなってしまったんですよね。みなさんは本屋行ってます? 本屋が徒歩圏内という羨ましい居住区域にいますか? 羨ましい!

私の町はあまり文化レベルが高くないので(誇張でない)、図書館は零細だわ町唯一の古本屋は潰れるわ、なんなら美術館すらないわ、でも一番デカい駅の近くにTSUTAYAと未来屋書店がある感じです。

いや本屋があるだけいいんですけど、電車が30分に1本、しかも無人駅という田舎っぺなので手の打ちようが無いのです。悲しいなあ。





というわけで本屋に行けないフラストレーションを解消すべく、今回はこの本を手に取りました。矢部智子さんで、そのものズバリ、「本屋さんに行きたい」です。



副題は「新しいスタンダードな日本の本屋」ですね。



こちらはデザイナーズ本屋を中心に、都心部などの本屋を掲載しています。都心部や大阪が主だっているとはいえ、中には名古屋や京都、山梨と、ザ・オシャレな街の本屋さんが紹介されています。

ところでみなさん、古本屋と言われて連想するのは、神保町にたくさんあるような本屋ではないでしょうか。
昔ながらのちゃけた木造に所狭しと並ぶ本棚、中には稀覯本や専門書がズラっと並び、店主は気難しいオッサン…みたいな。

ところが最近の古本屋は、どうも事情が違うようです。

驚いたのは、この本に掲載されている本屋のほとんどが本をテーブルに平置きしているところ。大きくゆとりがあり明るい室内、中にはカフェやアトリエが併設されているところも少なくありません。
ざっくりしたイメージとしては「本がたくさん並んでいる可愛い雑貨屋さん」や「小さな美術館」みたいな。所蔵している本は少なくても、オーナーのこだわりが存分に発揮されたお店が並びます。
どれも個性的で、でもどれも革新的。そんな不思議な本屋の世界に、どっぷり浸ることができました。
 



ところでここで、私のお気に入りの本屋さんを紹介しようと思います。

まずは名古屋の一等地にある本屋、「ランプライトブックスホテル」です。
 


こちら店名の通り、なんと本屋でありながらホテルでもあるのです。

お部屋の中に本屋の本を1冊持ち込むことができ、こだわりぬかれた部屋で気の向くまま本を読むことができます。

またカフェコーナーもあるので、美味しいコーヒーを飲みながらの読書も可。軽食もあるのでお腹が減っても大丈夫。

なにより本屋コーナーが24時間営業なのも嬉しいですね。

選書はミステリと本の本、そしてコーヒーの本が中心。ベストセラーは置いておらず、ポケミスやマニアックな世界のミステリが置いてあるので、マニアでも楽しめる空間です。 

  


お次。神保町の「にゃんこ堂」です。
 


猫好きなら一度は耳にしたことのある店名なのではないでしょうか。
入った瞬間目に入るのはネコ、ネコ、ネコ!!どこを見ても猫が目に入るディスプレイです。
写真集から絵本やらグッズやら、とにかく猫にまつわるものが面だしされていてお出迎え。
なによりこちら、保護猫活動の一環として、お店におネコ様がいらっしゃることもあります。
私が行ったときは2〜3匹いらっしゃったかと記憶してます。どの子もとにかくキュート!
お店の方のお話では、定期的に保護猫の譲渡会も行っているそうです。
兎にも角にも猫愛に溢れたお店。お近くに寄った際には一度覗いてみては?








以下本のリンクです。

 





内容
これが21世紀の新しい書店スタイル!

今、駅前の大型書店がたくさんの人に利用される一方で、さまざまな新しい本屋さんが生まれています。まるで友人の家のようにくつろげる店、ギャラリーのように美しい空間、音楽や雑貨も一緒に楽しめる場所。本書はそんな、これまでにないユニークで個性的な新刊書店、古書店、ブックカフェ、インターネット書店など注目の全23店を紹介するブックショップガイドです。