われわれの合唱団の練習日は、月に2・3回ある。3回が通常月とすると、2回のときは間が幾分空くので何となく物足りない、というか、生活のリズムが合わない感じがする。今日は2週間ぶりの練習日である。いつものように首、肩、手足の運動をした後、早口ことばで発声練習。久しぶりに、北原白秋の「五十音」を朗読する。その後で歌の練習に入る。

 最初は、津川主一訳詞、ロシア民謡の「紅いサラファン」。いままでサラファンとはどんなものか、気にもせずに歌ってきたが、今回はインターネットで検索して、長いスカートのような服であることを初めて知った。この曲を知らない人はいないようだった。曲は途中で速さが変わることと歌詞の途中で出て来る十六分休符に気をつけなければならない。斉唱で歌う。

 2番目は、「手のひらを太陽に」。歌詞は2番まであるが、一部の歌詞が変わるだけで、冒頭の「(ぼくらは)みんな生きている」が主調で、何度歌っても、軽快で楽しく勇気づけられる。練習は、途中から二部合唱になるところを全員で歌ったあと、二部に分れて最後の仕上げをした。

 3番目は、「翼をください」。練習方法は2番と同じで、数か所での歌詞の歌い方を注意される。

 4番目は、森山良子作曲で自身が歌っていた「この広い野原いっぱい」。歌詞は4番まである。斉唱の部と二部合唱の部があるので、注意が必要だ。歌詞の3番から4番に移るときに間奏曲が入るので注意しなければならない。

 5番目は、保富庚午訳詞、ワーク作曲、小林秀雄編曲の「大きな古時計」。歌詞は3番まである。平井堅がユニークな歌い方でこの曲を復活させた印象がある。

 残り時間が少なくなってリクエストの時間になる。

 1番目は、玉城千春作詞・作曲、林 きらら編曲の「未来へ」。1998年の曲だが、知っている人、聴いたことのある人は少ないようだ。私はつい先日もNHKラジオで、沖縄出身のキロロが歌うのを聴いたばかりだ。

 2番目は、古関吉雄作詞、スペイン民謡の「追憶」。この曲は今年の練習曲になっていて、二部合唱で歌うことになっているが、今日は斉唱する。

 3番目は、サトウハチロー作詞、中田喜直作曲、千野 寛編曲の「ちいさい秋みつけた」。昭和30年の曲。以前、男性コーラスでよく聴いたものだ。

 4番目は、石森延男作詞、下総皖一作曲の「野菊」。昭和17年の曲である。野菊という名の菊があるのだろうか。

 最後は、犬童球溪作詞、オードウエイ作曲、溝上日出夫編曲の「旅愁」。この曲は3番目の

曲と違って、秋が深まったときに合う曲か。感傷的な内容になっている。