コロナ陽性から1週間が過ぎ、ようやく明日から出勤できることとなりました。

コロナウイルスの感染力の強さに加え、身体もそれなりにダメージを受けたこと、ここ数日の強烈な寒さを考えると、家にこもっていたのは正解だとは思うが、それでももう少し体を動かすべきだった。

 

やはり、私はもともと身体を動かすのが嫌いな人間なのである。だから癌になったのかも…と卑屈になる必要はないが、努力しないと、1センチたりとも動きたくないのは異常である。それも、発熱も咳も治まってからの話である。普通に元気な人であれば、動きたくてうずうずするのではないだろうか。

 

その点、いやいやでも家事をしなければならない状況に置かれているのは、考え方によっては幸運と思った方がいいかもしれない。やらねばならないことがあると思うから、1日に3回は立ち上がるのである。そして、立ち上がって動き始めると今度は、動き続けたいのである。動いたついでに、ヨガも始めるし、気づいた家事(細かいところの掃除や片付けなど)も始める。よどんだ家の空気も入れ替えて。動いた方が絶対気分がよくなるのが分かっているのに、どうして動けないのか。

 

昔通っていた整体師さんがこう言っていた。

動くから動物なんですよ。人間も動物ですよね?人間の社会では自分で狩りをしなくても食べていけるけど、本来は、身体全部を全力で動かして、食べ物を狩ってくる。あるいは育てて工夫して食べる。そうやって命をつなぐのです。歩くことはその基本ですが、あらゆる筋肉、あらゆる神経、眼球も、指先も、もちろん脳みそも思い切り動かしてください。動くことが生きることなんですよ。脳がどんなに発達しても人間は所詮動物だということを忘れないで。

 

もう既に、相当高齢だった整体師さん。12年前に体調を崩して、亡くなってしまった。その後、整体に通っていも満足できず、整体に通うのをやめてしまったのだが、肩こり・腰痛を治す以外に、こんな大切なことを教えてくれていたのだ。おじいちゃん・・・忘れていてごめん!

 

今は亡き人の、何気ない、でも重く大切な言葉。反省・・・

「知的な動物である人間」として、自分のペースで、しっかり身体と脳みそを動かして生きていこう!