COVID-19というウイルスが蔓延し始めて、まもなく3年が経とうとしている。最初のうちはニュースを見ると、毎日コロナ、コロナ、コロナ。うんざりだったが、かと言って無視できない。私のように呼吸器が弱い人間や、高齢者、妊婦さん、抗がん剤治療中の人など、情報を注視せざるを得なかった。しかし、情報を入れたところで、結局わからないことだらけ。マスクやアルコールが店から消えるし、PCR検査は追い付かないし、ワクチンもなかった当時は、みんな不安だったなぁ。

 

今は、多くの人はワクチンを打ち、高齢者は特に5回打った人も多く、最低限の自衛はできている状態。そこで経済優先に舵を切り、飲食店をはじめ、各種店舗はある程度復活、電車も前の満員電車が復活している。

 

しかし、3年もコロナ禍に身を置いていても、感染して初めてわかることも多かった。まぁ、かかったことがある人は、今更…という内容かもしれないけれど。

 

1.息苦しさ

コロナでの息苦しさは、喘息に似ていることを実感した。喘息と肺炎は少し違うように捉えていたので、喘息っぽい息苦しさは意外…ただ、経験したこともない苦しさではないことで冷静に対応できた。

みなさん、喘息の時、うつ伏せで寝ると、案外楽だということを知ってますか?もちろん、全員に当てはまるか、わからないのですが、だまされたと思って試してみてください。

※赤ちゃんはダメですよ!自力で寝返り打てない高齢者もダメかもしれない。

 

2.コロナ特有のわきの下の痛み

ワクチンを打った後、ちょっと怖かったのが、両脇の下が腫れたこと。

1日で治まったが、打った側だけでなく両方の脇の下が、すごく痛くなった。なぜでしょうね。そして、今回も同じような痛みがあった。両方のわきの下が痛む…そのうち原因がわかるかも知れないが…確か風疹は、耳下腺(顎下線?)がぱんぱんに腫れるのではなかったかな?おたふく風邪は耳下腺ですね。感染症の中には、リンパ腺が炎症を起こすものも多いのかもしれない。

 

3.検査の陽性・陰性は症状とずれる

私の場合、ちょっとのどが痛いな、と思ったとき、検査をしてもまだ陰性であった。完全に発熱しないと陽性にはならなかった。そして、症状は完全に落ち着いても陰性はでない。

東京都の場合、陰性を確認する義務をはずし「発症から7日以上自宅療養する」ことのみを決まりにしている。体質によるかもしれないが、陰性を待っていたら、軽く10日以上は家にこもらないとならないだろう。7日経ち、症状もない場合は、ほとんど感染力がないとの報告が根拠らしい。経済優先で回すための最大限の緩和なのかもしれないが、そういう決まりになっている。検査キットはそこそこ高いので、症状が治ってもしばらく検査しない方が無難です。そうそう簡単に陰性にはならないので、キットが1個無駄になりますよ。

 

4.やはり非正規には世知辛い

原則「No Work, No Pay」の非正規社員。リモートワークができればいいが、リモートワーク環境がなく、陽性になったら、社員と同様に自宅待機させられる。7日間まるまる待機させられ、欠勤扱いの場合、単純計算すれば、給与は通常月の75%、1回2000円近くする検査キットを何個か買わねばならないし、クリニックに罹ればその分のお金もかかる。

さらにひとり親家庭の場合、子供の面倒も看てやらないとならないので、7日間では済まない。下手をすると契約更新にも影響が出かねない。自分が発熱していても子供の食事は待ったなし。

今、貧困ひとり親家庭には、補助金などはあるのだろうか??

少子化を食い止める役割を果たしている(本人たちにその意識があるかどうかはともかく)貧困世帯の親子を見捨てるようなことを、よもやしないでしょうね。

 

5.自分の命は自分で守れ!

なんだか、自分の症状と、検査キットの特徴と、仕事のことがごちゃごちゃに書かれているのだが、結論としては「自分の身は自分で守るしかない」ということ。

 

ちょうど私の発病と時を同じくして、2類から5類への引き下げが決まったが、それに象徴されるように、もう政府がみんなの健康を守ってくれる時代は終わるのだ。いや。実質もう終わってる。世界まれにみる低死亡率を維持してきたのは、ほぼほぼ医療従事者たちの必死の努力と言っていい。もちろん、みんなで自粛、みんなでマスク、というのも、日本人はよくできていたのだろうけれど。

真摯な医者ほど、患者を見捨てられなくて、頑張ってしまう。気の毒で見ていられない。日本の医療従事者たちが、もっと身勝手でも、私は応援するよ。『発熱外来はやめる!発熱した人は自分で治せ!ウチは診ない』と言ってくれ。むしろ、他の病気を治したいときは、そういう医師を頼るから。私はがんの方が怖いのだから。医療従事者(救急隊員も含む)が担う膨大な負担。5類に変えてもこの問題は続くのだろう。

 

かといって、いつまでも今のような、コロナに振り回される状態でいいのかというと、それも違うのかも?いつかは思い切って、他の病気と同じように、むしろこれまで滞ってきた手術などを優先して進めてほしいという気持ちもある。ただ、感染リスクはぐっと高くなり、コロナに罹患するわけにはいかない人は、ワクチン接種を含め、一層の自己防衛が必要になってくる。

社会がどう変わろうと、自分と、家族をの命を守るための情報だけは、淡々とゲットしていきたい。