もうA氏とは10年以上連絡を取っていないけど、

間違いなくA氏との出会いは僕の釣り人生の中で大きかった事の1つ。

 

 

同郷のA氏と初めて会ったのは中学生の頃。

地元の防波堤でたまたまお会いした。

その数年後、高校生の時にもまた地元の防波堤でお会いし、

その時に名刺を頂いた。

 

更に数年後、

その防波堤が大掛かりな工事を経て沖堤と繋がった。

ある時ふと思った。

A氏はこの事を知っているのだろうか?

頂いた名刺を元に手紙をしたためた。

嬉しいことにA氏は僕の事を憶えていらして、

返信の手紙と伴にA氏自作のウキも送って下さった。

 

これには感激した。

 

A氏は器用な方で、円錐ウキも棒ウキも自作されている。

一時、そんなに多くはないけど、

一般にも流通し雑誌にも取り上げられた時期もあった。

当時のA氏の最新作がこの小型棒ウキ。

単体で使用するタイプ。

(写真は全てロゴを裏側にして撮っています。)

当然ながら作者のA氏1番のお気に入りでもあった。

 

ダイワかこゼロの時にもチョロッと触れたけど、

富山の東部の漁港でメジナを釣っていた時に、

メインで使っていたのがこの小型棒ウキ。

このウキと秘密の練りエサwでメジナを釣りまくってた。

秘密の練りエサwと相性は抜群に良かった。

 

 

ウキを頂いた以上にA氏との出会いが大きかった事は、

直結の方法を教えてもらった事。

 

当時僕はサルカン派だった。

僕の周りは直結派が多かったけど、直結する気にはなれなかった。

その理由は結節強度。

雑誌なんかに出てた、

電車結びやブラッドノットを試してみたけど如何せん弱かった。

(↑お前の結び方が悪いって言われればそれまでだけどw)

25cm位のメジナを抜き上げた時、大体3枚目くらいで直結部が切れたし、

同じ電車結びでもサルカンで結んだ方が明らかに強かった。

だから強度面で直結する気には全くなれなかった。

 

A氏と初めて釣りをしたとき、「直結の方法教えてやるよ。」

って、言われて教えてもらった方法が、

W8の字結び。

 

帰宅後W8の字結びを練習してみたら、

明らかに電車結びやブラッドノットよりも遙かに強い。

「これなら大丈夫そうだ。暫くは練習も兼ねてコレでやってみよう!」

と、思いW8の字結びを実戦投入。

(この頃は釣りにマジメだったなぁw)

 

W8の字結びでトラブルは殆ど起きなかった。

 

それどころか、

W8の字結びに慣れてしまったら、

上下2カ所結ぶ必要のあるサルカンを使う事が

物凄く面倒になってしまったw

 

それからは直結一辺倒。

 

ウキ釣り秘伝No.19に異様に興味を持ってしまったのはこの経験から。

15年以上前からサルカンを使うのは3年に1回くらいの頻度になったかな?

 

A氏のウキは殆ど出番がなくなったけど、

W8の字結びはこれからも続けていくでしょう。