2021/10/07
合気会茨城支部道場の稽古で行った相半身片手取り小手返し(片手交差取り小手返し)を説明致します。
握られた手を外さなければ小手返しをかけません。そのためにまずは取られた手を外しやすい方法で取らせる必要があります。

Point

相半身片手取り小手返しの場合の手の出し方親指を上に、掌を内側にして「取り」が手首の内側を掴むようにします。
上から手首の外側を握られると捌いても相手の小手を取るのは難しいです。


基本の手捌きでは「取り」取られた手を手首から返し掌を上向きにして自己の手の親指側から「受け」の手の親指と人差し指の間を狙い、手を外します

もちろん手捌きだけでは手を外す事が大変ですので、上の動作を足捌き、体捌きと同時に行わなければなりません。




 ① 相半身片手取り小手返し(基本)


右相半身から

「取り」右手を出し交差取りを誘います。

「受け」右手で相手の右手を掴みます。

「取り」手首より手を外側に返し掌を上にし、左手で相手の右手首を軽く持ちながら、左足を「受け」の右足爪先に合わせて(90度)転換します。

腰から転回して右半身で右手を外します。

左手の小指側を「受け」の脈部、親指を「受け」の薬指の付け根にかけて握ります。

「取り」右足軸に左足を左へ(90度)開き、右掌で(相手の手の甲を掴んだ)左親指を押さえ「受け」の小手を右手首より返し相手を後へ投げます。










Point

★腰を低くして「受け」の小手を自分の臍前に固めて、固めて手を上げずに腰の高さで返す

小手の返し方
相手の掌が腕の方向へ手首より折り曲げるように返します。捻り返して相手の手首を痛め付けるのではなくてと手首が痛くて、
手首を捻らず折り曲げて相手を自然に崩す。




 ②相半身片手取り小手返し

(気の流れ)


「受け」の動きに合わせて①の動作を気の流れで行います。









 ③相半身片手取り小手返し

(気の流れ)


「取り」右半身で交差取りで右手を取りに来てる「受け」の動きに合わせて右掌を上に返し、手の甲で相手の手を払いながら左手で相手の右手首を軽く持ちながら、左足を「受け」の右足爪先に合わせて転換します。

左手の小指側を「受け」の脈部、親指を「受け」の薬指の付け根なかけて握り、右足軸に左足を左へ大きく開き、両手で「受け」の小手を首より返し相手を後へ投げます。



Point

③を気の流れではなくて固い傾向でもできます。しっかり握られた手を手首より返し掌を上に向けてからく,にして手首より返し手の甲で相手の手首を払いながら手を外します。
手を開いたまま返して相手の手を払うと相手崩れすぎて小手を取れない場合があります。




斎藤守弘先生の以下の動画を参考にして下さい。











 

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