【背景】肺炎は、日本人の死因の第5位といわれており、その中でも肺炎球菌による肺炎は、成人の肺炎の25-40%を占めています。特に高齢者や慢性疾患をお持ちの方は重篤化するおそれがあります。

 

肺炎球菌にはワクチンがあり、肺炎球菌ワクチンを接種することにより、肺炎の発症を30-40%予防できるといわれています。

令和8年度から、従来までの23価肺炎球菌ワクチン(ニューモバックスPPSV23)より高い効果や持続性が期待される20価肺炎球菌ワクチン(プレベナーPCV20)に変更されました。

 

【定期接種対象者】

接種日に木津川市内に住民登録があり、過去に高齢者肺炎球菌ワクチンを接種したことがない方のうち、次のいずれかに該当する方

 

1.満65歳の方(65歳の誕生日の前日から66歳の誕生日の前日まで)

2.満60歳から64歳の方で、心臓・腎臓または呼吸器の機能に自己の身辺の日常生活活動が極度に制限される程度の障害を有する方およびヒト免疫不全ウイルスにより免疫の機能に日常生活がほとんど不可能な程度の障害を有する方(おおむね身体障害者手帳1級程度)

 

65歳を超える方を対象とした経過措置は、令和5年度で終了しました。

 

【接種期間】65歳の誕生日の前日から66歳の誕生日の前日まで

 

【接種費用】3,500円

 

木津川市高齢者肺炎球菌ワクチン定期接種としては、満65歳時に1回接種すれば、追加接種不要で終生免疫がつくとされています。


さらに、自費接種ではありますが、2025年10月に日本で接種可能となったキャップバックス(PCV21)があります。

こちらは、定期接種のプレベナー(PCV20)よりも、特にご高齢の方で問題となるタイプの肺炎球菌をより多くカバーしているといわれています。





【肺炎球菌ワクチンの接種の考え方(2026年4月)】

1. 肺炎球菌ワクチン未接種者は、満65歳時にPCV20定期接種、66歳以上はPCV20もしくはPCV21を任意接種(自費)

2. 肺炎球菌ワクチン(ニューモバックスPPSV23)既接種者は、1年以上経過後に、PCV20もしくはPCV21を任意接種

となっており、新しい肺炎球菌ワクチン(PCV20またはPCV21)の接種が推奨されています。

 

当院では肺炎球菌ワクチン任意接種(自費)も行っております。

プレベナー(PCV20);12,000円

キャップバックス(PCV21);15,000円

高額ではありますが1回接種で終生免疫がつくので検討をしてみてはいかがでしょうか。