スターウォーズ | T-MOTOの日曜映画

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遠い昔、スターウォーズの最初の三作品が作られていた頃、ジョージ・ルーカスがインタビューで今後の構想を語っているのを読んだことがあります。それによると、最初の三部作は「冒険活劇」、次の三部作は「宮廷陰謀劇」にしたいとのこと。

いや、それは違うでしょ、と当時思いました。
やはり、シリーズ全体が冒険活劇でないと。

時が経ち、ルーカスの9部作構想が6部作になったりと紆余曲折があったりして、次の三部作が作られたのですが、ちょっと違和感を感じました。今でも思い出しても印象が薄いです。

スターウォーズというのは、戦いが個人の心の中の葛藤のメタファーでなければ、作品として成り立たないと思います。あくまでもその人が心の中で思う善と悪の戦い。現実の世界を模倣した込み入った政治的な話は無用だと思いますね。フォースの合理的、生物学的な説明づけも不要。これをやったら逆に力を失いそうです。観客からみても自分と縁遠いどうでもいいようなものになってしまいそうですし。なんだかよくわからない根拠不明の力、でいいと思います。

そういう点では、今回の新作は外してませんね。
あるべきスターウォーズのド真ん中です。